上田市・東御市・小諸市
2022/11/29
コバックニュース
一般道と違って、一度乗ってしまうとPA/SA・出口までは簡単には駐停車ができないのが高速道路。
その為、高速道路に乗る際には、ガソリンの残量・バッテリー、タイヤ・その他お車の状態、そして運転者の体調管理などをしっかりチェックしておくのがベストです。
それでも万が一、高速道路上で何かトラブルが起きたら・・・
今回は、高速道路で起こりやすいトラブルとその対処法を解説します!
一般道でも高速道路でも、共通してよく起こるトラブルの一位は『バッテリー上がり』。
〜JAF 2021年4月~2022年3月累計より〜
https://jaf.or.jp/common/about-road-service/frequency
バッテリー上がりの原因は『寿命・劣化・過放電』によるもので、ロードサービス出動率も高いトラブルとなっています。
バッテリーに関してはこちらのブログもぜひ参考にしてください。
【あなたのバッテリーは大丈夫?車のバッテリーがあがる原因や寿命】
https://mykobac.jp/news/20210118-1039/
では他にはどのようなトラブルが多いのでしょうか。
「まだ大丈夫」と思って給油せずにいたら、まさかの渋滞にはまってしまい【ガソリン残量警告灯】がついてしまった!
ガソリンスタンドのあるPA/SAが近い場合にはまだ救われますが、もしもガス欠で車が動かなくなってしまったら・・・
実はこれ、道路交通法違反になるんです。
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違反点数 2点
罰金 普通車9000円
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高速道路に乗る際には、冒頭でも触れたようにドライバーさんが『ガソリンの残量チェック・給油』などのメンテナンスを行う必要があり、義務となっています。
これを怠ると大事故に繋がりかねないことからも、罰則が設けられているんですね。
【ガソリン残量警告灯】とは
ガソリンの残量が少なくなった時に点灯する警告灯です。
メーターパネルのあたりに、給油機のようなマークが黄色く点灯したときは「ガソリンが残りわずかなので給油してください」という警告です!
長距離運転中や高速道路でこの警告灯が点いてヒヤヒヤした!という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ガソリン残量がどのくらいになると点灯するのか?」これは車種にもよりますが、一般的には
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軽自動車:残量約4~5L
小型車:残量約5~6L
中型車:残量約6~8L
大型車:残量約10L
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となっているようです。
では、警告が点いてからはどのくらい走行可能なのかと言いますと、こちらに関しても車種によって異なりますが一般的に約50㎞~100㎞のようです。
ですがこれはあくまでも目安なので、ご自身のお車の基準を前もって調べておくといいですね!
万が一ガソリン残量警告灯が点いた場合は、なるべく早く近くのガソリンスタンドを探して給油しましょう。
タイヤの『パンク』と『バースト』同じと思っていませんか?
実際には別物であり、特に高速道路での『バースト』は非常に危険です。
◆パンク
『釘や金属片・ガラスなど硬くて先の尖った鋭利なもの』が刺さったり、『タイヤの空気圧が適正でない・タイヤが古く劣化している』といった場合にタイヤに穴が空いて中の空気が徐々に抜け、ガタガタして走行しにくくなります。
◆バースト
タイヤの破裂のことです。
大きな破裂音と共に一気にハンドルを取られ、走行不能となります。
原因は『タイヤの空気圧が適正でない・タイヤが古く劣化している』『過剰な積載量』など。
特に、タイヤの空気圧が低下している状態で高速走行をすると『スタンディングウェーブ現象』が起こり、タイヤのゴムに熱を持ちバーストしてしまいます。
『スタンディングウェーブ現象』とは?
走行中にタイヤのゴムがたわみ、波打った状態となる現象です。
スタッドレスタイヤへ履き替えのこの時期によくあるのが、『飛び石によるフロントガラスの損傷』です。
スタッドレスタイヤは溝が深いので小石を挟み込みやすくなっています。
その小石が走行中に弾け飛び、後続車や反対車線の車に当たってしまうことでフロントガラスが損傷してしまいます。
特に高速道路では小石が飛ぶ勢いも大きい為、その分損傷も大きくなる可能性があります。
また、飛石によるフロントガラスのキズは放っておくと一気にひび割れが広がり、フロントガラスごと交換が必要になりますし、車検にも通らなくなります。
もしも高速道路でトラブルが起きたら・・・
まずは落ち着いて、緊急ダイヤルで通報・救助要請を。
【高速道路・緊急ダイヤル】
・警察「110番」
・非常電話(本線上1km置き・トンネル内は200m置きに設置)
・道路緊急ダイヤル「#9910」
・JAFやご加入の自動車保険会社のロードサービスへ連絡
・ご家族、ご友人などの連絡先を控えておく
そして先程挙げた事例に沿って、それぞれの対応方法をご案内します!
大事なのは『必ず給油してから高速道路を利用すること・残量が不安になったら出来るだけ早くガソリンスタンドを見つけて給油する事』です。
ですがもしもガス欠で止まりそうになってしまったら、まずはハザードランプをつけてゆっくりと路肩に停車させてください。
後続車に知らせる為に、発煙筒と停止表示板を設置します。
その後は上記で挙げた【高速道路・緊急ダイヤル】に連絡し、救助を待ちます。
その際には高速道路のガードレールの外側や安全な場所へ避難し、車の中に残らないようにしましょう。
また、車の周りをむやみに歩き回ったりしないように!
「車内の方が安全」と思うかもしれませんが、後続車が追突してくる可能性もあり、決して安全な場所ではないのです。
非常電話までの道中も十分に気を付けて、できればガードレールの外側を歩きましょう。
パンクの場合は徐々にタイヤの空気が抜けるので、急に走行不能になることはまず起こりにくいと言えます。
ですが、パンクに気づいたら近くのPA/SAに入り早めに対処しましょう。
バーストの場合はスタンディングウェーブ現象によるガタガタという振動がきます。
その後破裂音と共にバーストし、ハンドルが取られて制御することが難しい状態になります。
びっくりして急ブレーキや急ハンドルを取りそうになりますが、落ち着いてしっかりハンドルを握りゆっくり速度を落とすようにしましょう。
その後はガス欠時と同様の対処をしてください。
高速道路は一般道と違って非常に危険ですので、無理にその場でスペアタイヤに交換をしようとせず、十分に注意して安全を確保してください。
飛石による被害は、避けようと思ってもなかなか避けられるものではなく、運にもよるところが辛いですね。
もしフロントガラスにキズ・ヒビが入ってしまったら、放置せずに修理に出しましょう!
先程もお話ししましたが、フロントガラスの損傷は車検を通す事ができません。
コバックでもフロントガラスの修理承っております!
こちらのブログもぜひ参考にしてくださいね。
【車のフロントガラスのヒビってどうしたらいい?】
https://mykobac.jp/news/20201228-1038/
【知ってた?】実はスタッドレスタイヤでよくある飛び石によるガラス割れ】
高速道路でよくあるトラブルに関して解説しましたが、これらによる二次災害にも要注意です。
高速道路でのトラブルの対処中、後続車に撥ねられてしまったり、更なる事故を引き起こす場合も少なくないのです。
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・事故を起こし、相手方と路上で話し合いをしていた
・路肩でタイヤの交換、パンク修理をしていた
・救助が来るまで、避難せずに車のそばで待っていた
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二次災害はこのような状況で起こりやすくなっています。
高速道路でトラブルが発生した場合に『発煙筒・停止表示板』を設置しないと【故障車両表示義務違反】となります!
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違反点数 1点
罰金 普通車 6,000円
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まとめ
ガス欠・タイヤのパンク、バーストはもちろんですが、事故や急病人などで停車する場合には必ず『発煙筒・停止表示板』を設置しましょう。
また、『発煙筒・停止表示板』を設置したから必ずしも後続車が気づいてくれるとは限りませんので、安全な場所への避難も大切です。
高速道路でのトラブルは、車のメンテナンスをしっかり行うことで回避できるものが殆どです。
また、それがドライバーさんの義務であるという事も忘れずに、安心・安全なカーライフを過ごしましょう!
お車のバッテリー、タイヤのチェック・交換やフロントガラスの修理、その他各種メンテナンスはコバックにお任せください!
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