上田市・東御市・小諸市
2023/11/27
コバックニュース
秋の行楽シーズン。本格的な冬が始まる前にご家族やお友達とドライブに行く方も多いのではないでしょうか?
実は運転者だけでなく同乗者にも責任はあり、罰則を受けるケースがあるのです。
せっかくの楽しいお出掛け中に交通違反で捕まってしまったらショックですよね。「知らなかった…」とならないようにしっかり見ていきましょう。
警察庁は今年3月、「令和4年中における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」と題した文書を発表。
そこには2022年中の反則切符交付のほか、煽り運転や飲酒運転といった事件の数など、あらゆる違反の検挙件数がまとめられています。その総数は614万1535件にも上るとのこと。
では、どの交通違反の取り締まりが多かったのでしょうか。
信号のない交差点の手前にある「止まれ」の標識。この一時停止標識がある場合は停止線の直前で「完全停止」する必要があります。
ここを停止せずに交差点に進入した結果、歩行者や自転車、優先道路の車に気づけず出会い頭で事故が起きるケースが非常に多いのです。
一時停止の標識を見つけたら、停止線の直前で一時停止、見通しが悪ければ交差点に設置されているミラーなどで歩行者や自転車がないか確認し、交差点に接近します。
また、交差点に進入する前にも一時停止し安全確認をしてから交差点を通過し、交通事故を防ぎましょう。
法定速度を大きく超えた速度で走行することです。速度超過というと高速道路で見られるイメージがありますが、実際は住宅街や通学路などでも多く検挙されている違反行為なのです。
車よりも歩行者や自転車の多い生活道路での速度超過は大事故に繋がりかねません。歩行者は車の方が避けてくれると思っています。近くを走行するときは最新の注意を払い、いつでも停止できる速度で走行しましょう。
上述した「一時停止違反」「最高速度違反」これらの交通違反で捕まった場合、基本的に同乗者への罰則はありません。
同乗者の免許の有無は関係なく、多くの交通違反では運転者のみが罰則の対象となっています。
ただし、同乗者にも責任が発生するケースもあります。同乗者が運転者に対し「もっとスピード上げて」など言葉で煽ったり、「止まるな」など命令して一時停止しなかった結果、事故が発生した場合は道路交通法違反教唆(きょうさ)罪に問われる可能性があります。
友達とのドライブ中、ちょっとした言葉の煽りだったとしても、事故が起きてしまえば処罰の対象になりうることを覚えておいてください。
交通違反で同乗者への責任が発生するケースとして、飲酒運転もしくは無免許運転の時が挙げられます。
道路交通法第64条3項・4項では「車の運転者が公安委員会の運転免許を受けていないこと、または車の運転者が酒気を帯びていることを知っている状態で、自己を運送するために運転を要求・依頼し、当該運転手が運転する車両に同乗してはならない」と定めています。
つまり運転者が無免許、もしくはお酒を飲んだ状態であることを知りながら運転を依頼しその車に乗った場合は、同乗者にも罰則が適用されるということです。
飲酒運転と無免許運転の同乗者への法定刑は下記の通りです。
①運転者が無免許
・2年以下の懲役または30万円以下の罰金
②運転者が飲酒
・酒気帯び(呼気中アルコール濃度「0.15mg/L以上」)
→「2年以下の懲役または30万円以下の罰金」
・酒酔い(まっすぐに歩けないなど、客観的に見て酔っている状態)
→「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」
同乗者が罰則を受けるかどうかは、運転者が上記の状態にあることを「知っていたか」が重要になります。
知らないふりをすれば罰則を受けずに済むと思いがちですが、もし事故を起こした場合は同乗者も運転者同様に取り調べを受けます。
運転者からお酒のにおいがしたり、客観的に見て明らかに酒酔い状態であれば「知らなかった」とは考えにくいため、罰則を免れることはほぼ不可能と考えて良いでしょう。
飲酒運転は極めて悪質・危険な犯罪です。
令和4年中の飲酒運転による交通事故件数は2,167件で、うち死亡事故件数は120件でした。
飲酒運転による死亡事故は、平成14年以降、社会の飲酒運転根絶に対する意識の高まりなどにより
大幅に減少はしているものの、平成20年以降は減少幅が縮小しています。
参考
・飲酒運転による交通事故件数の推移(平成24年~令和4年)▶
・飲酒運転による死亡事故件数の推移(平成24年~令和4年)▶
飲酒有無別の死亡事故率(=死亡事故件数÷交通事故件数×100%)を見ると、
「飲酒運転の死亡事故率は、飲酒なしの約7.1倍」と極めて高く、飲酒運転は死亡事故に繋がる可能性が高いことを証明しています。
飲酒運転による事故は減少傾向にあるものの、悲惨な交通事故は後を絶たないのが現実です。飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下している状態になります。
具体的には
・気が大きくなり速度超過などの危険な運転をする
・車間距離の判断を誤る
・危険の察知が遅れたり、危険を察知してからブレーキペダルを踏むまでの時間が長くなる
など、飲酒運転は交通事故に結びつく危険性を高めるのです。
アルコールは少量でも脳の機能を麻痺させること、飲酒したら絶対に車両等を運転してはいけないこと。運転者のみでなく、車に乗る全ての人が必ず守るべき義務であることを今一度心に留めてください。
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交通違反は必ずしも運転者だけの責任ではないことを解説しました。
安全なドライブのためには同乗者の協力が欠かせないことが分かったところで、同乗者にできる心構えを考えてみましょう。
①同乗者は良いナビゲーターであること
初めて訪れる土地では特に、道探しで安全運転がおろそかになりがちです。そこで同乗者がカーナビを代わりに見てあげると運転者はずいぶん助かります。
的確に目的地に誘導してくれる同乗者は、安全運転の頼もしい相棒となります。
②同乗者は死角を見る目になる
車には運転者から見えにくいポイントが多くあります。そうした死角の危険を教えてあげましょう。
③運転者とともに交通ルールを厳守すること
もしも運転者がルールを守れていないと気づいたときは決して容認しないことです。
「事故を起こす前に」運転をやめる・やめさせることを何よりも優先してください。
車両の運転者・同乗者・歩行者すべての人が、交通ルールと交通マナーを守ることで道路上の安全が守られています。
交通事故で悲しい思いをする人がいなくなることを目指して、今一度ご自身の運転意識を振り返ってみてはいかがでしょうか。
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