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上田・東御で冠水しやすいアンダーパス8か所は?大雨の日に車で避けたい道

2026/10/15

コバックニュース

2026年8月、記録的な豪雨に見舞われた千葉市では、中央区のアンダーパス2か所で車が水没し、尊い命が失われる痛ましい事故がありました。また、9月8日には名古屋市でも1時間に104.5ミリという猛烈な雨が降り、市内各地で道路の冠水が相次ぎました。
こうした全国ニュースは、決して他人事ではありません。

私たちの店がある上田市でも、2025年7月に天神のアンダーパスが冠水し、進入した軽自動車が立ち往生する事態が起きています。降り始めてからわずか1時間足らずの出来事でした。
「自分は大丈夫」と思わずに、日頃から危険な場所を知っておくことが大切です。

そこで今回は、地元で車検・整備を手がける当店が、上田市・東御市で「冠水しやすい危険スポット」と「大雨の日に備えておくべき車のポイント」をご紹介します。

天神のアンダーパスは、どんな雨で冠水した?

冠水したのは、北陸新幹線やしなの鉄道の高架をくぐる、天神の県道長野上田線のアンダーパスです。

2025年7月9日の夕方、上田地域には大雨洪水警報が出ていて、上田警察署入口交差点から天神2丁目交差点までの約200mは、午後4時すぎから3時間余り通行止めになりました。
雨は午後3時半ごろに降り出し、4時20分までの50分ほどで44.5ミリに達しました。

これは上田で観測されたこの日の最大1時間降水量と同じ量で、バケツをひっくり返したように降る「激しい雨」にあたります。1日の雨量は45.5ミリなので、その日に降った雨のほぼすべてが、このたった50分間に集中したことになります。
降り出しから通行止めまでは、1時間もありませんでした。「雨が強くなってきたから、そろそろ帰ろうか」と考えてからでは、すでに道が塞がっている可能性があります。

大雨の兆候を感じたら早めに行動すること、そして危険なルートを避ける意識が何より大切です。

上田市と東御市で、冠水しやすいアンダーパスはどこ?

雨が短時間に激しく降ると、周りより低くなっているアンダーパス(立体交差の地下道)では、排水ポンプの処理が追いつかず、一気に水が溜まることがあります。
国土交通省が公開している「道路冠水注意箇所マップ(長野県版)」には、そうした注意すべきアンダーパスがまとめられています。上田市と東御市では、次の8か所が掲載されています。


【上田市(7か所)】
・上田市天神(県道長野上田線、しなの鉄道のガード下)
・上田市国分(国分トンネル)
・上田市常田一丁目(市道南天神町福神町線)
・上田市常磐城三丁目(しなの鉄道の線路下)
・上田市小島(小島アンダーパス)
・上田市古里(染屋函渠1号)
・上田市古里(染屋函渠2号)
【東御市(1か所)】
・東御市田中(しなの鉄道のガード下)



ここに挙げた箇所以外でも、大雨の際には一時的な道路冠水が発生する可能性があります。 正確な位置を地図で確認しておきたい方は、国土交通省「道路冠水注意箇所マップ」で長野県版のPDFを開いてご覧いただけます。

大雨に備えて、事前にやっておきたい3つのこと

1. いつものルートに「もう一本の迂回路」を決めておく

通勤や買い物で先ほどの冠水注意スポットを通っている方は、雨が強い日に使う「避難ルート(迂回路)」をあらかじめ1つ決めておきましょう。 帰り道で浸水や冠水を見かけたら無理に入ろうとせず、手前で安全に引き返して決めておいた回り道を通ってください。

2. 出発前に「上田市の防災気象情報」をチェックする

上田市の「防災気象情報」ページでは、上田・真田・丸子・武石・菅平・東御などの観測所の雨量を、10分・1時間・24時間単位で確認できます。 職場や出先を出る前に一度開き、近くの雨量が急激に増えている場合は、最初から冠水リスクの低い「もう一本の道」を選んで帰るのが安心です。
👉 上田市 防災気象情報サイト

3. ハザードマップで「自宅・駐車場」の浸水リスクを知っておく

千曲川や神川、依田川、浦野川などがあふれた場合の浸水エリアは、上田市や東御市のハザードマップで確認できます。 もしご自宅や「いつも停めている駐車場」が浸水想定エリアに入っているなら、大型台風や大雨が予想される前に、愛車の避難先(高台の駐車場など)を考えておくことが大切です。
👉 上田市 ハザードマップ(市の防災ポータル)

道路が冠水していたら…水の手前で迷った時の正しい判断

目の前の道路に水が溜まっていたら、迷わず「引き返す」を選択してください。 車は私たちが思っている以上に水に弱く、大人のひざ下(約30cm)の水深でも動けなくなってしまうのです。
「ゆっくり走れば通り抜けられるのでは?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

JAFの冠水路テスト(軽自動車)でも証明されています

日本自動車連盟(JAF)が2024年に行った走行テストでは、次のような衝撃的な結果が出ています。
・水深30cm(時速30kmで進入): なんとか走り切れたものの、車内とエンジンルーム(ボンネット内)に水が侵入。
・水深60cm(時速40kmで進入):わずか28.5m進んだところでエンジンが停止し、立ち往生。
・水深60cm(低速で走行した場合): 走り切れた回でも、エンジンに空気を送るフィルター(エアクリーナー)が水で濡れ、車内には大量の水が押し寄せました。

 

見た目が無事でも、エンジンが壊れる危険が!

エアクリーナーやマフラーから水が入ると、エンジンが壊れて二度と動かなくなる恐れ(ウォーターロック現象)があります。仮に走り抜けることができても、フロア下の電気配線や金属がサビたりショートしたりするため、必ず点検が必要です。

冠水した道路は「見えない罠」がいっぱい

濁った水の中では、底の深さがわかりません。水圧でマンホールの蓋が外れていたり、側溝との境目が見えなくなっていることもあります。 特にアンダーパスはすり鉢状になっているため、入口からは一番深い場所の水深が判断できません。
「前の車が行けたから大丈夫」は絶対に禁物です。水手前で迷ったら「引き返す」のが唯一の正解です。

水に浸かってしまったら、まず何をする?

アンダーパスの途中でエンジンが止まってしまった。朝、駐車場に行ったら車の床まで水が入っていた……。 そんなとき「エンジンがかかるか試してみたい」と思うかもしれませんが、絶対にキーを回したりスタートボタンを押したりしないでください。
水害に遭った際、とるべき行動は次のとおりです。

1. 【走行中の場合】何より先に脱出する!
冠水した道路やアンダーパスの中で動けなくなった場合は、水かさが増えてドアが開かなくなる前に、最優先で車の外へ避難してください。

2. 【水が引いた後】絶対にエンジンをかけない!
外観に問題がなさそうに見えても、エンジンや電装品に水が入っている可能性があります。 そのままエンジンをかけると、爆発的な破損や電気系統のショートによる「車両火災」を引き起こす危険があります。自分で運転して整備工場へ持ち込むのもNGです。
車を動かす際は、ご自身が加入している自動車保険のロードサービスやJAFに連絡し、積載車での搬送を依頼してください。

3.バッテリーのマイナス端子を外しておく
車を使わずに置いておく間も、バッテリーがつながったままだと自然発火する恐れがあります。 可能であれば、12Vバッテリーのマイナス側の端子(ターミナル)を外し、外した端子が金属部に触れないようビニールテープ等で巻いて絶縁しておきましょう。 (※作業に不安がある方は、無理をせずロードサービス等に相談してください)


4.【HV・EVの場合】高電圧バッテリーにはむやみに触らない
ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)には、走行用の高電圧バッテリーが積まれています。 感電の危険があるため、むやみに触ったり分解しようとしたりしないでください。マイナス端子を外す作業も含め、まずは販売店や整備工場、専門業者へ連絡して指示を仰ぎましょう。

よくあるご質問

Q1. 冠水した道を通り抜けて、今も普通に走れています。点検は必要ですか?

A. はい、念のため点検を受けておくことを強くおすすめします。 一見問題なく走れているように見えても、ボンネット内部や車体の下回りに水が入っているケースはよくあります。時間が経ってから電気系統がショートしたり、金属パーツがサビたりして高額な修理が必要になることもあるため、冠水した道を通った覚書がある場合は、一度お近くの整備工場でチェックを受けておくと安心です。

Q2. 水の溜まった道の途中で止まってしまったら、どうすればいいですか?

A. 水かさが増える前に、一刻も早く車の外へ避難してください。 アンダーパスなどの低い場所では、あっという間に水位が上がります。水の高さがドアの下端にかかると内側から押し開けるのが難しくなり、ドアの高さの半分を超えると大人の力でもほぼ開けられなくなります。 もし車が前に傾いて浮いている場合は、水位が低い後部座席のドアから外へ脱出してください。

Q3. 水に浸かった車の修理に、自動車保険は使えますか?

A. 任意の自動車保険で「車両保険」に加入していれば、原則として補償対象になります。 台風やゲリラ豪雨、冠水による水没被害は、車両保険(一般型・エコノミー型)でカバーできるケースがほとんどです。ただし、ご契約内容によっては対象外となる場合や、地震・津波による水没は特殊な特約が必要となる場合があります。 ご自身の保険で補償されるか気になる方は、ご加入の保険会社や代理店(当店でもご相談を承っております)へご確認ください。

雨の強い日に、冠水しやすい道を通るなら

天神や小島など、先ほどご紹介した8か所のアンダーパスを通る予定がある雨の日は、お出かけ前に「迂回する別のルート」をひとつ決めておきましょう。

万が一、お車が水に浸かってしまった場合は、決してエンジンをかけず、お買い求めの販売店や最寄りの整備工場へご相談ください。

また、「冠水した道を通り抜けたけれど、今も普通に走れている」「でも、やっぱり下回りの様子が気になる…」というお車がありましたら、当店でもお気軽にご相談ください。専門の整備士が丁寧にお調べいたします。

ご相談やお見積もりは無料です。雨の日も皆さまが安全にドライブできるよう、私たちがしっかりサポートいたします!

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