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上田市・佐久市

物価高騰の今、車の燃費を良く保つにはどうしたらいい?

2023/09/22

コバックニュース

昨今、ガソリンの値上がりのニュースが続き、体感としても170円/リットル以上かかる事が多いですね。

2020年の5月頃は、一時期126円/リットルだった事も考えると、この数年で40円以上値上がりした事になります。

ガソリン代はこのように、世界情勢などにより金額が変動しており、その度に私たち消費者にとって痛い出費になっているのです。

 

現在は、ガソリンだけではなく様々な物価自体の高騰もあり、少しでもガソリン代は節約したいところ・・・

そこで今回は車の燃費について解説していきます。

車の実燃費の調べ方


カタログ燃費と実燃費

車の購入の際に燃費の項目を気にした事はあるでしょうか?

現在は様々な媒体で車の情報を調べる事が出来ますが、新車の購入時によく見るものと言われると「カタログ」があると思います。

このカタログにも燃費についての指標が記載されており、以前はJC08モードといわれる日本独自の方法で試験が行われ、その数値を車の燃費の基準とされていました。

しかし、実際の燃費の数値とは違うな~と筆者自身は感じる事も多く、それには私たちの運転環境も大きく影響するからです。

 

最近はWLTCモードという世界基準の方法で計測され、下記のような複数の項目で燃費を表示する事になっています。

・市街地モード (WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定

・郊外モード (WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定

・高速道路モード (WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

 

WLTCモードについても正確な数値ではなく、あくまでテスト環境下での数値となり、実際の燃費については、車の運転席前方にあるメーターから確認をする事が出来ます。

車の燃費ってなぜ悪くなるの?

「以前に比べてなぜか燃費が悪くなっている気がする・・・」と感じた事はありませんか?

筆者はガソリンを補充するたびに、メーターをリセットして燃費を調べているのですが、数値が変わったり下がったりすることがあると感じています。

この変化にはどのような原因があるのでしょうか?

燃費が悪くなる主な原因

大きく3つの原因が考えられます。

(1)運転自体・運転環境によるもの

(2)車自体の劣化によるもの

(3)メンテナンス不足によるもの

今回は、これらを順番に解説していきます。

 


(1)運転自体・運転環境によるもの

燃費が悪くなる運転に、「急発進」「空ふかし」「アイドリング(停車中などエンジンのみ稼働している状態)」などがあります。

これらは燃料を過剰に消費したり、停車中でも燃料を消費してしまう事になり、燃費が悪くなります。

また、エアコンなどのエンジンの力を動力として必要とするものを使用すると、走行以外にもエンジンのチカラを使う事になるため、燃費が悪くなります。

 


(2)車自体の劣化によるもの

こちらはイメージしやすい部分でもあると思いますが、車自体も消耗品となる部品で構成されているため、長く乗り続ける事で徐々に部品が劣化し、燃費が低下していきます。

 


(3)メンテナンス不足によるもの

燃費に大きな影響を与えるのがエンジンの動作になります。

その中でエンジンオイルのメンテナンスは非常に重要です。

オイルにはエンジンを円滑に動作されるのに必要な役割があり、交換をしないと徐々に劣化をしていってしまうのです。

 

エンジンオイルって何?はこちらの記事

▶︎▶︎▶︎【車のエンジンオイルって何?交換しないとどうなる?】

 

また、エンジンオイル以外にタイヤの空気圧も燃費を向上させる上で重要なメンテナンスです。

実はタイヤの空気圧には車ごとに指定量が定められており、空気圧の量によって燃費に差が出てしまうのです。

 

空気圧に関してはこちらの記事

▶︎▶︎▶︎【タイヤの空気圧|適正な量が入っていますか?】

 

空気圧が少ない場合には、タイヤがべチャっとつぶれたような形になり、路面との接触面が大きくなります。

その場合、摩擦が大きくなり通常よりも進むためのチカラがたくさん必要となってしまう事で、燃費が悪くなるのです。

 

メンテナンスに関しては、コバックでも実施が出来ますのでお気軽にご相談ください。

燃費が1km/リットル変わると出費はどのくらい変わるの?

実際に計算してみよう!

今回は軽自動車に乗っているつもりで計算してみましょう。

燃費が良いと言われている軽自動車で計算しますので、普通車の中でもミニバンなどの大型車は更に影響が大きいと考えられます。

今回の計算する上での条件は以下の通りです。

①平均燃費:20km/リットル

②燃料タンク容量:30リットル(軽自動車の一般的な容量)

③月に2回の給油(満タン)

 


上記の条件の場合、月間で1200km走行出来る事になりますが、燃費が1km/リットル減少する事で1140kmしか走行出来ない事になります。

~実際の計算~

(20km/リットル × 30リットル × 2回の給油 = 1200km

↓燃費が下がった場合↓

(19km/リットル × 30リットル × 2回の給油 = 1140km

 

そのため、1ヶ月で60kmの走行距離が少なくなり、3リットル分の走行が減少しています。

 

 

最後に、ガソリン代はどれくらい変わるのでしょうか?

3リットル給油するために発生する費用は、現在170円/リットル程度の金額が必要になりますので、510円を余分に支払う計算です。

給油回数が多い方や、燃費の減少量が大きい方は更に大きな金額が必要になる計算のため、やはり燃費の維持・向上は重要といえるでしょう。

まとめ

物価高騰している中で、少しでも出費を抑えたいと考えている方も多いと思います。

ぜひ、定期的なメンテナンスを行い、車の性能を維持・発揮出来るようにしていきましょう。

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