車検のコバック

上田市・佐久市

バッテリー上がりになった時に「やってはいけない」こと

2024/10/10

コバックニュース

車の大事な原動力であるバッテリー。

これまでもバッテリーに関するお話は何度かしてきましたが、もしもバッテリーが上がってしまった場合、どのような対応をするのがよいのでしょうか?

寒くなると増えるバッテリー上がりのトラブル

夏場はエアコン稼働で消費電力が多くなり、バッテリーが上がりやすくなりますが、実は冬場もバッテリー上がりは起こりやすくなります。

バッテリーが上がる原因

①.気温低下

バッテリーは寒さに弱く、気温が低いとバッテリーの性能が低下してしまい、電圧が下がってしまいます。

 

②.バッテリーの寿命

バッテリーにも寿命があり、使用環境によって大きく変化してしまうのですが2~4年ほどとなります。

 

③.放電

バッテリーの電気は、自動車を使用している際にオルタネーターという装置が発電したものを蓄電することによって得られます。

しかし、駐車場等で停車している際にライトをつけっぱなしにしている時は、電気を放電しているだけになってしまい、バッテリーが弱ってしまうのです。

上がると車はどうなるの?

バッテリーは走行しながら充電もしていて、車の各部位へ電気を供給しています。

そのバッテリーが電力不足になりバッテリー上がりが起こるとエンジンも掛からなくなり、車を動かす事ができなくなります。

放置してたら自然回復はする?

放っておいたらバッテリーが回復するという事はありません。

ますます弱っていくだけになります。

また、長期間乗らないことにより、バッテリーが上がってしまうこともあります。

スマートフォンも同様ですが、使用していなくても充電量は減ってしまい長時間放置していると電池がなくなってしまいますよね。

車も同じく、使用しなくてもバッテリーの充電量は少しずつ減ってしまいます。

スマホと同様に、充電・放電を繰り返しているんですね。

バッテリー上がりを起こした時に「やってはいけない」こと

ついやってしまいそうだけど、NGなことがあります。

そのままの状態で放置する

「上がってしまったらどうにもできないし、あまり乗らないから取り敢えず放置でいっか・・・」

となってしまうのはNG。

ますますバッテリーが弱って急速に劣化してしまい、いざ動かそうとした時には応急処置ではどうにもならず、バッテリーそのものを交換するしかなくなってしまいます。

繰り返しエンジンをかけようとする

なんとかして始動させようとエンジンを何度も掛け直してしまう行為も、ますますバッテリーに負担をかけてしまうだけなのでNGです。

無闇にバッテリーやエンジン周りをいじろうとするのも、怪我や故障の原因となるので絶対にやめましょう。

電気自動車のバッテリー上がりの場合は?

電気自動車は、バッテリーを2台搭載しています。

◼︎『駆動用バッテリー』

走行する為にモーターに電力を送ります。

EV車は電気を原動力としているので、メインである駆動用バッテリーは容量の大きなリチウムイオン電池を使用しています。

 

◼︎『補機バッテリー』

車の起動、オーディオやドラレコ、スマートキーなど電装品を動かす為のバッテリーになります。

メインの駆動用バッテリーから電力供給を受け稼働しています。

 

ガソリン車で言うバッテリー上がりの状態である、充電がなくなり動かせなくなる状態を『電欠』と言います。

 

◼︎『電欠』になった場合

『駆動用バッテリー』の充電を忘れたり、充電残量が少ない状態で長距離走行すると電欠してしまう事があります。

その場合にはもはや充電するしかないので、もし電欠してしまったらJAFや、加入している自動車保険のロードサービスに連絡して充電スポットまで運んでもらう必要があります。

もし、バッテリー上がりが発生したら何をしたら良い?

ロードサービスを依頼

JAF・ご加入の自動車保険のロードサービスに連絡しましょう。

いざと言うときの為に、普段からロードサービスの連絡先を把握しておくのがいいですね!

ジャンピングスタートは応急措置?

バッテリー上がりでは、まず思い浮かぶのがジャンピング対応という方も多いでしょう。

しかしジャンピングはあくまでも応急処置となるので、バッテリーが復活したら早急に車屋さんで見てもらう事をおすすめします!

 

バッテリー上がり・ジャンピングの手順はこちらのブログも参考にどうぞ!

▶︎▶︎▶︎【あなたのバッテリーは大丈夫?車のバッテリーがあがる原因や寿命】

ハイブリッド車はガソリン車の救援車にはなれない

ジャンピングする際、全ての車が救援車になれる訳ではないので要注意です。

【救援OKな組み合わせ】

◯ガソリン車(救援車)⇨ガソリン車(救援を受ける側)

◯ガソリン車(救援車)⇨ハイブリッド車(救援を受ける側)※補機バッテリーへ共有

 

【救援NGな組み合わせ】

×ハイブリッド車(救援車)⇨ガソリン車(救援を受ける側)

×ハイブリッド車(救援車)⇨ハイブリッド車(救援を受ける側)

繋いだ瞬間にハイブリッドシステム(電気系統)が壊れてしまうので、この組み合わせでのジャンピングは行う事ができません。

速やかに整備工場に相談しましょう!

もしもバッテリー上がりが起きたら、早めに自動車整備工場で見てもらってください!

そのまま放置していたり、弱ったバッテリーで無理やり動かしてしまうとバッテリーはもちろんですがその他の機器にも悪影響を及ぼしかねません。

そうなると高額な修理費用がかかってしまう可能性も出てきます。

 

日頃からのメンテナンスでバッテリーの状態をチェックし、いい状態を保って安心・安全なカーライフをお過ごしくださいね♪

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