上田市・東御市・小諸市
2024/04/11
コバックニュース
車の走行中、タイヤが道路の石を跳ね上げてしまう現象を「飛び石」と呼びます。
この飛び石が後続車のフロントガラスやボディに当たることで、キズやヒビができてしまうことがあります。
特にガラスに出来たヒビは広がりやすいため、状態によっては「ドライバーの視界を妨げる」と判断され車検に通らない可能性もあるため注意が必要です。
春先は他の季節に比べて飛び石被害が多くなると言われていますが、どうしてなのでしょうか。
被害に遭わないためにはどうすればよいのか、原因と一緒に対策も考えてみましょう。
春先に飛び石被害が多発する原因の一つとして大きいものが、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)です。
冬タイヤは積もった雪をしっかりと噛んで走行できるようにノーマルタイヤよりも溝が深く作られています。
しかし春になり雪がなくなると、冬タイヤの深い溝に小さな石が挟まりやすくなるためそれを跳ね上げてしまう可能性も高くなります。
飛び石の加害者にならないためには、雪や凍結の心配がないくらいまで気温が高くなったら、早めにノーマルタイヤへの履き替えをした方がよいでしょう。
冬タイヤが飛び石被害の原因になりやすいことに関してはこちらのブログでも触れています。
▶【知ってた?】実はスタッドレスタイヤでよくある飛び石によるガラス割れ
飛び石の被害には主に2つのパターンがあります。
1.自分の車が巻き上げた石が当たって車体が傷つく
2.他の車によって石が飛んでくる
原因が自分の車だった場合は「仕方ない、運が悪かった…」と納得できるかもしれませんが、他の車によって飛び石の被害に遭うのは出来るだけ避けたいですよね。
その場合は以下の2つのポイントに注意してみてください。
1.前を走る車との車間距離を十分に空けておく
2.適正な速度をきちんと守る
飛び石の事故に遭う確率は、時速100kmを超える高速道路を走る時が最も高くなります。
それでも十分な車間距離を開けていれば石が車に当たる確率も下がりますし、スピードを落とすことで飛び石の勢いが弱くなります。
前に車がいる限り完璧に被害を防ぐことは難しいですが、車間距離とスピードの出しすぎに注意すれば事故の確率をかなり下げられるはずです。
「飛び石被害」と聞くとフロントガラスのヒビを思い浮かべる方が多いと思いますが、他にも飛び石が当たりやすい部位としてボンネットがあります。
車のボンネットはガラス同様面積が広いため傷つきやすく、車高の低い車はサイドステップの下回りなどにも飛び石が当たりやすくなります。
パッと見ただけでは分からないことも多いので、心配な方は一度ご自身の車が傷ついていないかをチェックしてみるとよいでしょう。
運転中、突然「バチッ!」と石が当たった音に驚き、ガラスをよく見るとヒビが入っていた!
ショックだし、走行中だとどうしたらよいのか分からずパニックになりかねないですよね。
フロントガラスのヒビはそのままにしておくと振動や風圧でどんどん広がるおそれがあり、運転者の視界を妨げ二次災害を引き起こす可能性もあるため非常に危険です。
ここでは飛び石被害に遭ったときに取るべき行動を解説します。
■安全な場所に車を停め、フロントガラスの状態を確認
高速道路などですぐに停車ができない場合は、次のサービスエリア等まで慎重に運転し、状況を確認しましょう。
■早い段階で応急処置を
修理をするまでの応急処置として、保護フィルムやテープを損傷部分に貼って、ゴミや水分が入らないようにします。
これはヒビの中に異物や水気が入り込んでしまうと修理が困難になったり、修理自体が不可能になってしまう場合もあるためです。
運よく道具が車に積んであれば処置をし、無ければご自宅が近ければ取りに行くか、近くのホームセンター等で調達するのも手です。
しかしテープでの処置は一時的なもののため、ヒビが小さいうちに早く修理をする必要があります。
■警察に連絡
飛び石であっても、破損事故の場合にはドライバーは警察へ連絡する義務があります。
■加入している保険会社へ連絡
保険を適用するかは被害の状況で保険会社と相談をします。詳しくは次で説明しています。
フロントガラスのヒビの修理や交換には車両保険が使えますが、注意点もあります。
■補償される範囲に注意
自動車保険料を抑えようとして車両保険に入っていなかったり、適用に関して条件がある場合はフロントガラスの損害が補償範囲外になる可能性があります。
また、車両保険が適用されても必ず全額が保険金で支払われるとは限らないため注意しましょう。
免責金額が決まっている場合は、それを超えた分の金額は自己負担となります。
■見積もりを取った上で比較するのがベスト
フロントガラスの修理や交換に保険を利用した場合、翌年度から保険等級が下がるため保険料が高くなります。
翌年度以降の保険料も考慮した上で、保険を使う場合と使わない場合で見積もりを取り、どちらが負担が少ないか判断するのがよいでしょう。
損傷部分が小さかったり、次の車検までの期間が空いていたりすると、「これくらいならそのまま走っていても大丈夫だろう」「車検が近くなったら修理に出そう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ガラスに入ったヒビは走行中に風を受けて少しずつ広がっていくこともあれば、段差に乗り上げた振動で一気に割れてしまうこともあるため放置はNGです。
他にも、洗車の際に元々あった小さなヒビやキズが洗車機の刺激で悪化したり、車内側からヒビの部分を押してしまい広がったというケースもあります。
「ヒビやキズは、いつどれだけ広がるか分からない」ことを念頭に置いて対応するようにしてください。
ガラスのヒビやキズは、小さいうちに修理に出すことをおすすめします。
基本的に業者で修理が可能なヒビの大きさは500円玉くらいまでの大きさと言われており、費用は1.5万円~2万円ほどが相場です。
しかし修理までの間にヒビの部分にゴミや水分が入ってしまうと、修理が困難になったり修理自体が出来なくなることがあるため、保護フィルムやテープでそれを防ぐというわけです。
稀に、応急処置の目的で市販のセルフ修理キットを使用しても良いかという質問がありますが、それは避けてください。
レジンで固めるようなタイプのキットは応急処置用ではなく、それで修理を完結させることを目的に作られています。
固めたら元通りに剝がすことが出来ず、失敗した後に業者へ相談しても再修理が出来ずにガラス交換になるケースがほとんどなのです。
ガラス交換の費用の相場は軽自動車でも6~9万円、大型車だと15万円前後と高額になります。
正しい応急処置をした後にプロに修理してもらうのが、費用面・安全面共に最善と言えるのではないでしょうか。
いかがでしたか?
飛び石被害の対応法や、キズやヒビをそのままにしてはいけない理由をお伝えしました。
車を運転をする方なら誰でも飛び石の被害者になる可能性はありますが、車間距離やスピードの出しすぎに気を付けて、なるべく回避できるような運転を心がけましょう!
それでも飛び石に遭ってしまった場合は、車検のコバックにご連絡ください!
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