上田市・佐久市
2023/11/17
コバックニュース
気温の低下、積雪、道の凍結…
だんだんと寒くなるにつれ、冬の運転への不安は募るもの。
ポカポカ日和が続いていても次の日急激に寒くなったりと、近年は天候の予想も難しくなっていますね。
雪の降る地域のドライバーの皆様、クルマの冬支度はできていますか?
冬の道を安全に走れるよう、本格的な冬が来る前に備えておきたいポイントを紹介します。
エンジンをかけたり、ライトやエアコンの使用のために必要なバッテリーですが、冬はクルマのバッテリートラブルが最も起きやすい時期と言えます。
理由は主に二つ上げられます。
一つ目は電気の使用量が増加すること。長時間の暖房の使用や、日照時間の短さからヘッドライトを付ける時間が長くなることで他の季節に比べバッテリーを酷使する状態になるのです。
二つ目は低温時にはバッテリーそのものの機能が低下してしまうことです。バッテリーは中のバッテリー液が化学反応を起こして充電と放電をしますが、低温下ではその化学反応が起きづらくなっています。
電気使用量は多くなる一方で貯めておく機能が低下するため、バッテリーにとっては非常に過酷な環境というわけです。
バッテリーが原因でエンジンがかからないとなれば、運転時の注意以前の問題です。
冬を迎える前にぜひ点検を受けましょう。
◆ガラス
車の窓ガラスが凍ってしまった場合は車用の解氷スプレーを使うか、エアコンのデフロスター機能で徐々に車内を温めるようにしましょう。
凍ったガラスの氷を解かそうと熱湯をかけるのは絶対NGです。急激な温度変化によって「熱割れ」を起こしてしまいます。
◆冷却水・ウォッシャー液
冷却水は通常、凍結防止用の添加剤が入っていますが、不足時に水を足したことがある場合は成分が薄まり凍結の危険があります。
ウォッシャー液も同様に凍結の危険があるため、冬は薄めずに使用するのが安全です。
◆『急』のつくことをしないこと
・急アクセル
・急ブレーキ
・急ハンドル
雪道や凍結した道では乾いた路面を走行するときに比べ摩擦力が低下します。そのためスリップする可能性が格段に上がります。
ただでさえ乾いた路面でも危険な行為です。急いでいても絶対にやめましょう。
◆車間距離を長めにとる
「雪にハンドルを取られてしまった」「スリップしてしまい思ったところで停止できない」
そんなアクシデント時も車間距離を長めにとっていれば、前方車両との衝突を回避できる可能性が高まります。
◆スタッドレスタイヤへの交換は大前提
雪の降る地域にお住いの方なら、毎年恒例の作業ですね。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べ柔らかいゴム素材を使用し、路面をしっかり掴むことに優れているため雪や凍結道路でもスリップしにくい構造になっています。
雪のほとんど降らない地域でたまたま大雪に見舞われたケースなど、どうしてもすぐにタイヤ交換が難しい場合は、スリップ事故を未然に防ぐためにタイヤチェーンを取り付けるなど対策をしましょう。
雪が積もっていないときでも凍結した道路を走行する際は、滑り止めの対策をしなければ交通違反で罰則を科せられる可能性があるため、注意が必要です。
◆雪かき用スコップ
駐車場などの除雪に使えるほか、タイヤがスタックしてしまったときにも役立ちます。丈夫で軽い、ポリカーボネート樹脂製がおすすめです。
◆スクレーバー/スノーブラシ
車に積もった雪を下ろす際に重宝します。ブラシ部分でクルマにキズを付けてしまわないか心配な方は、マイクロファイバー生地で出来たブラシカバーを被せるとキズの心配も少なくなり、乾きも早いため便利です。
◆解氷スプレー
ワイパーとガラスの間など、細かいところに残ってしまった雪を落とすには解氷スプレーが最適です。再凍結も防止してくれるため、その後の運転でも安心ですね。
◆フロントカバー
「今日の夜から雪予報、明日の朝が心配…」
前日にフロントカバーを掛けておけば、忙しい朝もカバーを外すだけで雪下ろしにかける時間をかなり短縮できるはずです。
ドアガラスとサイドミラーまで覆えるタイプがおすすめです。
◆軍手・手袋
雪かき・雪下ろしの作業時は必ずはめた方がよいでしょう。手の冷えやしもやけを防ぐだけでなく、雪に隠れた枝などによるケガを防ぐことができます。
出先で大雪に見舞われても困らないように、車内に常備しておきたいアイテムの一つです。
◆水・食料
「積雪や吹雪でクルマが立ち往生してしまった…」「渋滞に巻き込まれ、いつ解消するか見当もつかない」
そんな時に食べ物も飲み物も手元にないとなったら非常に不安ですよね。
今はコンビニでも美味しい非常食が売られていたりします。乗車人数分のペットボトル飲料と合わせてぜひ常備してください。
◆ブランケット・毛布・使い捨てカイロ
渋滞で進めなくなってしまった場合など、待機が必要な時はエンジンを止めますよね。
暖房が止まった車内でなるべく体を冷やさないために、クルマに積んでおくと安心です。
◆携帯トイレ・エマージェンシーシート
防災グッズとしても重宝される携帯トイレ、みなさんは使ったことはありますか?
雪道の渋滞中はお手洗いの心配がつきもの。必要時に困らないよう一度使ってみることをおすすめします。
防寒具としても使えるエマージェンシーシートがあれば、視界を遮ることもできるのでセットで用意すると心強いでしょう。
◆モバイルバッテリー
交通情報や気象情報はスマホで確認しますよね。車内に充電ポートはあるかもしれませんが、他のグッズ同様
エンジンを切った時のことを考えて持っておけば安心です。
冬の運転時には身体を冷やさないことが重要とお話しました。しかし車内が暖かすぎると怖いのが「眠気」。
普段のようなスピードも出せず、渋滞中は徐行運転が多くなりますよね。
知らないうちに居眠り運転をしてしまい悲惨な事故となるケースが実は少なくないのです。
◆居眠りに繋がりやすい原因
・雪道はどの道も同じように見える単調な景色のため、眠くなりやすい
・一面真っ白な雪景色は刺激が強く目が疲れやすい
・暖房で車内の温度が上がり、疲労と相まって眠くなってしまう
◆居眠り運転を絶対しないために
・窓を少し開けて車内に外気を取り入れる
・サービスエリアや駐車場等で適度に休憩を取る
・同乗者がいる場合は適度に会話をしたり、交通や気象の情報を調べてもらって相談しながら走行する
・同乗者が運転できる場合は交代しながら運転する
雪道の渋滞にはまってしまったとき、同乗者がいれば心強いですが常にそうとは限りませんよね。
雪下ろし等やることが多い冬の運転ですが、クルマのケアだけでなくドライバー自身の体力を温存することも同じくらい大切であることを覚えておいてください。
冬の運転は普段と違うことばかりであることを、筆者自身この記事を書きながら実感しています。
筆者の知り合いで道路を走行中にスリップし、自損事故に繋がってしまった方がいたため当時の話を聞いてみました。
12月下旬の朝、ごく普通の生活道路の角を曲がろうとしたときにタイヤが滑って曲がり切れず、電柱にぶつかってしまったそうです。
幸いにも本人に怪我はなかったものの、助手席側のサイドミラーやガラスなどほとんどの部分が潰れ、クルマは修理不能=全損となってしまったと話していました。
事故の原因は、雪下の路面が凍っておりタイヤがスリップしたことにありました。
「路面には雪がうっすら積もっていたが、ハンドルを取られるほどの深さではないと判断したのが悪かった。いつも以上にスピードを落とすべきだった」と話しています。
このように、路面の見えない部分が実は凍っていたというケースもあります。
冬の長野はとにかく気温が低いため、雪の有無に関わらず「道が凍っているかもしれない」と警戒して走行することが大切ですね。
いかがでしたか?
この記事が読んでいただいた皆様の「うちのクルマは大丈夫かな?」と考える機会になれば嬉しく思います。
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