上田市・佐久市
2023/01/10
コバックニュース
降雪時「雪にはまって動けなくなる」という事態。
運転していて多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
気をつけているつもりでも、どうにもならない時もありますよね。
今回は、そんな『もしも』に備えての対策をご紹介いたします!
昨年秋頃の気象予想では『2022年〜2023年は冬型の気圧配置が強く、気温・降雪量などは平年並みか、平年より低い』との情報で、雪国地方では大雪になるのでは?と予想されていました。
実際、昨年12月18日〜19日頃、山形・新潟など日本海側を中心に寒波による記録的な大雪の影響で交通渋滞や停電、それに伴う車内での一酸化炭素中毒事故などがあり、改めて寒波の脅威を思い知らされました。
2023年1月以降の予報を確認したところ、長野県は「晴れの日が多いでしょう。」とのこと。
ー気象庁よりー
雪国としてそれなりに準備・対策はしてあっても、天候は気まぐれ。
いつどのように変わるのか読めません。
万が一、雪にはまってしまったら・・・
雪や泥の路面でタイヤがはまり、路面とタイヤの接地面がうまく噛み合わなくなる事で抜け出せなくなる現象を「スタック」と言います。
ひとりの時にスタックして抜け出せなくなると非常に心細く、焦りますよね。
まずは深呼吸して、落ち着きましょう。
◆スタック脱出方法
1.周囲の状況を確認する
2.車(主にはまったタイヤ周辺)の雪をかき出す。
3.タイヤと雪の接地面にタオルもしくはマットや板のように平たいものを挟み込んで発進させる。
※かませたタオルや板などが発進の際に飛んでくる場合がありますので要注意です。
一回で抜け出せなくても、少しづつ位置を変えたり、何度か繰り返すと抜け出しやすくなります。
車を少しづつ前後に動かしていると抜け出しやすくなりますが、どうにもこうにも動かない場合は救助要請しましょう。
何かあった時のための連絡先を控えておくことをお勧めします。
・ご家族・ご友人の連絡先
・加入している自動車保険会社(ロードサポート)
・JAF
などなど。
そして、今の時代で欠かせないアイテムの「スマホ」。
こちらも充電残量のチェックをし、できるだけ充電が切れない状態にしておきましょう。
大雪の際にスタックし、救助を待っている間は暖を取る為にエンジンをかけていると思います。
どんどん雪が降り積もってマフラーが雪で埋もれてしまうと、排気ができなくなり車内での一酸化炭素中毒を引き起こします。
一酸化炭素は無味無臭の為、何かおかしいと気づく頃には頭痛・吐き気・眩暈などの症状が出ているそうです。
そこから症状が悪化すると意識障害・昏睡状態に陥り、最悪の場合には心肺停止となってしまいます。
冒頭でも少し触れましたが、大雪の影響で停電し、暖を取る為に車内に避難されてた方が一酸化炭素中毒に遭われる悲しい事故も起きています。
もしも大雪の中、車内で待機する時間が長い場合には、マフラー周辺の雪はできるだけ排除するようにしてください。
雪国ではスタックした時、自然と周囲の人が集まってきて、はまった箇所の雪を掘り起こしてくれたり、後ろから車を押して脱出の手助けをしてくれる習性のようなものがあります。
(そしてお礼を言う間もなくみんな早々に解散していく)
ですが、いつも周囲に助っ人がいるとは限りません。
なのでいざという時の為の準備は大切です。
①スコップ
これはもう冬場の定番なので、紹介するまでもないのですが車に常備は必須ですね。
②バスタオル
タイヤと雪の間に挟むことで、タイヤの空回りを防いでくれるので脱出しやすくなるんです。
③スタック用樹脂製板
使い方は②と同じです。専用なので、より効果的に脱出できるでしょう。
カー用品店やネットショップで購入可能です。
④軍手
雪や氷に触れたり、怪我などから手を守ります。
⑤解氷剤
雪や氷を素早く溶かすので便利です。
こちらのブログも参考にどうぞ!
自分は大丈夫!とタカを括らずに、『もしも』に備えての準備をしておくのが安心・安全なカーライフに繋がります。
また、日頃からの愛車のメンテナンスも重要ですので、バッテリーやタイヤなどのチェックも欠かさずに行うようにしましょう!
コバックでもお車の各種メンテナンス承っております!
何か気になる事や相談事など、お気軽にお問い合わせください。