上田市・佐久市
2021/07/29
コバックニュース
車を動かす際に、ガソリン以外にもエネルギー源として大切なのがバッテリーです。
(ブログ【あなたのバッテリーは大丈夫?車のバッテリーがあがる原因や寿命】も是非ご覧ください)
バッテリーは走行しながら充電もしていて、車の各部位へ電気を供給しているんです。
今回はバッテリーの種類、車に合うバッテリーの見分け方、交換時期に関して解説致します。
バッテリーにも種類があるってご存知でしたか?
実は1つではなく、数種類あるんです!
①開栓型(電解液の補充が必要なバッテリー)
こちらは一般的な乗用車で最も多く使用されている、蓋を開けて電解液を補充するタイプのバッテリーです。
液は減っていくので定期的に補充が必要となります。
以前は液減による火災事故が発生していましたが、現在では性能も良くなり液の減り方も改善されています。
液の補充という手間はありますが、バッテリーの中では低価格なものとなります。
➁メンテナンスフリー密閉式(電解液の補充が不要なバッテリー)
密閉度が高く、電解液がほぼ蒸発しないので液の補が必要ないメンテナンスフリーのバッテリーです。
③ドライバッテリー
ドライと言っても完全に乾いた状態ではなく、電解液を染み込ませた繊維が入っている、もしくはゲル状となっているバッテリーです。
傾けても液漏れの心配がなく、軽量且つ始動力に優れているのでレーシングカーでよく使用されますが、価格はお高くなっています。
④アイドリングストップ車用
アイドリングストップ機能に合わせた仕様のバッテリーです。
エンジンを停止し、始動させる際は多くの電力を必要とします。
それが繰り返されても対応可能であり、且つカーナビやエアコンを使用していても充分な電力が供給されるように容量も大きく充電も早いバッテリーとなっています。
⑤ハイブリッドバッテリー
こちらはハイブリッド車に使用されるバッテリーですが、その中でも2種類に分かれています。
1.駆動用バッテリー
走行の為に電力を供給・充電するバッテリーです。
こちらは非常に電圧が高いので一般の方には触れる事ができないよう搭載されています。
また、寿命も長くトヨタのプリウスでは新車購入から一度も交換せずに乗れる場合も!
2.補機バッテリー
こちらは、通常のガソリン車に使用するバッテリーと同等レベルの電力補給を行うバッテリーです。
ハイブリッド車に搭載されているコンピューターシステムやカーナビ、エアコンなど電力を使う様々な機能に対応させる為のバッテリーです。
ハイブリッド車はこの補機バッテリーが無いと動かせないので、劣化した場合は必ず交換が必要となるバッテリーです。
仕様できるバッテリーは車の種類によって変わってきます。
確認方法としては
①車の取説を確認する。
一番確実に車に合うバッテリーがどういう物かを把握できる方法ですね。
また、メーカーサイトで該当する車の取説をダウンロードして確認する方法もあります。
➁現在使用しているバッテリーの型番を確認する。
バッテリーには型式があります。
エンジンルームを開けてバッテリーに記載してある英数字を確認します。
【英数字の意味・見分け方】
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◆普通車(国産車)JIS形式
『55B34L』と記載があった場合
・最初の「55」はバッテリーの性能ランクを表す数字です。
数字が大きいほど始動性や容量が向上します。
・「B」はバッテリーの短側面のサイズのことです。
A→Hの順に大きくなるのですが、「A127㎜×162㎜」「B129㎜×203㎜」...というようにサイズが決められています。
・「34」はバッテリーの横の長さをcmで表記したものです。
・「L」はバッテリーの端子の位置で、端子が左側にあるものをL、右側にあるものをRとしています。
バッテリーを交換する際、普通車(国産車)は『A34L』の部分が一致するものであればOKです!
なので例えば『56A34L』や『78A34L』のバッテリーが対応可能となります。
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◆アイドリングストップ車
『K‐80R』と記載があった場合
「K」はサイズ、「80」は性能ランク、「R」は端子の位置となります。
プラス端子(R)が左側についている場合は表記なしとなります。(K-80)
アイドリングストップ車のバッテリーを交換する場合は、『K‐○○R』のようにアルファベット部分が一致するものであればOKです!
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◆ハイブリッド車
『S55D23R』と記載があった場合
「S」は排気構造、「55」は性能、「D」は短側面の長さ、「23」は横の長さ、「L」は端子の位置となります。
通常バッテリーは充電の際にガスが発生するのですが、ハイブリッド車のバッテリーは車内に設置してある為、車内にガスが充満しないように排出口がついています。
なので、ハイブリッド車に他のバッテリーを使用してしまうと、車内にガスが溜まり大変な事になってしまいますので注意してくださいね!
バッテリーにも寿命があります。
お車の乗り方やお乗りの車種、走行環境にもよりますが、平均で2~3年(4年)での交換と言われています。
バッテリーは車を動かす為の重要な機器ですが、エンジン始動以外に走行中に充電も行い、車内の電気機器の動力源にもなっているんです。
普段あまり車に乗らない場合や、ちょっとしたお買い物に行く程度の使用頻度の場合
「バッテリーも長持ちするでしょ?」
と思われがちですが、実はかえってバッテリーの寿命を縮めてしまう事も。
走行する機会が少ないという事は、バッテリーを充電する機会も少なくなるので、常にエネルギー不足状態となりバッテリーそのものが弱ってしまうんです。
ご愛車のバッテリーの状態を調べたい方はまずはこちらをご確認ください。
《バッテリーの寿命が近づいた時のサイン》
・キーを回した時の「キュルキュル」という異音
・ヘッドライトが暗い
・パワーウィンドウの動きが遅い
・バッテリー本体の異常(バッテリーが膨らんでいる、液が減りやすい、端子付近に粉がふいている等)
このような状態が見られる場合は交換の時期だと思い、お近くの車屋さんなどで見てもらうといいですよ!
車検時は必ず確認するバッテリーですが、2年毎の車検時以外にも法定点検(12か月点検)などでプロに点検してもらう事をお勧めします!!
車検のコバックではいつでもご愛車の点検を承っております。
お気軽にお問い合わせ、お立ち寄りくださいませ。
ご愛車の定期的な点検で楽しいカーライフを過ごしましょう!
バッテリーのチェックや交換でしたら、ぜひコバックにご相談ください!
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