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【車の整備不良】具体的には何をするとNGなの?

2025/03/13

コバックニュース

公道を走る車に義務付けられている車検。
その車が保安基準に適合しているかをチェックする大切な検査ですが、車検時に「整備不良」と診断された車は不合格となり、修理をしなければ公道を走ることが出来ません。
今回は、車検における整備不良とは何か、よくある整備不良にはどんなものがあるのかを紹介します。

車検で不合格に…「車の整備不良」ってどんな状態?


車の整備不良とは

車の整備不良とは【保安基準に適合しない状態】を指し、軽微なものから重大なものまで様々なものがあります。

 

例えば、
・ブレーキが効かない
・タイヤの溝がすり減っている
・ライトが点灯しない
・排気ガスの量が基準値を上回っている

などが整備不良に該当します。


内容によって車の安全走行に及ぼす影響も大きく異なりますが、車検時に整備不良と判定された場合は、該当箇所を修理しなければ車検に合格できません。

整備不良の車両で公道を走るとどうなる?

違反点や反則金・罰則は?

整備不良箇所のある車で公道を運転すると、道路交通法違反とみなされ罰則が科せられます。
罰則の主なものとしては以下の通りです。

 

①罰金
整備不良状態の車を運転していることが発覚すると、罰金の対象となります。
違反の内容や程度にもよりますが、例えばブレーキの不具合や灯火装置の不備などの「安全基準不適合」とみなされた場合は、1万円から数万円程度の罰金が科せられます。

 

②点数加算
整備不良状態の車を運転している場合、運転免許に対して点数が加算されることがあります。
例えば車検に不合格になったのにも関わらず運転していることが発覚したり(無車検運転)、保安基準不適合とみなされた場合は1点~3点が加算されます。

 

③運転免許停止・取り消し
点数が累積し一定の基準を超えてしまうと、運転免許の停止や取り消しのリスクが高まります。
30日、60日など一定期間の免許の停止や、重大な違反とみなされた場合は免許取消しとなることもあります。

整備不良の車は車検を受けられるの?

整備不良状態にある車は、そのまま車検を受けることができますが、不具合のある箇所を修理しなければ検査に合格することはできません。

修理が必要と判断された場合は以下の2つのポイントに注意してみてください。


①整備不良の内容をよく確認する
どの箇所に問題があるのか、どのような修理が必要なのかを整備工場から説明してもらいましょう。

 

②修理費用を確認する
修理にかかる費用は、修理箇所と内容により大きく異なるので事前に見積もりを出してもらうと安心です。
修理費用があまりにも高額になるようなら、新しい車への乗り換えを視野に入れても良いかもしれません。
車の年式ライフスタイルなど、色々な視点から検討することをおすすめします。

よくある整備不良の項目

車の機能や装置の不具合

整備不良でよくあるケースは、主にランプやブレーキ周りの不具合です。
どのような状態で走行していると整備不良に該当するのか、具体例を紹介します。

 


■ランプの不具合
球切れや故障などが原因で、全てのランプが正しく点灯していない場合は整備不良と判断されてしまいます。
ブレーキランプやヘッドライトが片方しか点灯していない車を見かけることがありますが、この場合も整備不良です。
自分で運転していると気づきにくい部分ではありますが、例えば、夜間走行時に、前方の道路標識が見えにくいなどの異常を感じたときは球切れの可能性があります。
また車内の警告灯やカーナビでランプの異常を教えてくれる車種もあるため、いつもと違う表示が出たときは安全な場所に車を停めてランプの確認をしましょう。

 


■ブレーキの不具合
ブレーキを踏んでから車が停止するまでの距離が長いなどの理由で、ブレーキの効きが悪いと判断される場合があります。
その原因の中でも多いものとして「ブレーキパッドの摩耗」が挙げられます。
ブレーキパッドの減り方は車種や走行環境によって変わりますが、目安として走行距離が50,000kmを超えると摩耗している可能性が高くなります。
異音やブレーキを踏んだ時の違和感など特別な問題が無くても、走行距離50,000kmを超えたら一度ブレーキパッドの点検を行うとよいでしょう。

 


■エンジン
エンジンとその付近から異音異臭がする場合は要注意です。
「ガラガラ」「キーン」と聞き慣れない音が聞こえる場合はエンジン内部の部品の消耗やゆるみが原因である可能性があります。
また焦げたような匂いや甘い匂いがする場合は、オイルの漏れオーバーヒートなどが疑われます。
異音・異臭共に放置して運転を続けると深刻な事故に繋がりかねないので、すぐに専門家に相談しましょう。

 


■タイヤ
タイヤがスリップサインが見えるほど摩耗していたり、適切な空気圧でない場合は整備不良と見なされます。
このような状態はグリップ力を低下させ、運転中の安全性を損なうだけでなく、燃費の悪化にも繋がります。
またタイヤにヒビ割れキズがある場合は、走行中の突然のパンクや事故のリスクが高まるため、早めに専門家に相談し、必要に応じてタイヤ交換を行いましょう。

 

車のカスタムにも気を付けて!

車のカスタムを行っている場合、自分好みにカッコよく仕上げたつもりが不正改造に該当していたというケースもあります。
例えば
・運転席や助手席の窓ガラスに濃い色の着色フィルムを貼る
・タイヤ及びホイールの車体外へのはみ出し
・基準外のリアウィングの装着
・マフラーの消音装置を取り外す

などがあります。

 

不正改造と判断されると、走行中に警察に止められて保安基準に適した整備をするように指示されます。
これに従わなかった場合は、道路運送車両法に基づいて【50万円以下の罰金】が科されます。
また、これと同時に「不正改造車の使用停止命令」も下されますが、この指示に従わなかった場合にも【6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金】が科されます。

このような事態にならないためにも、カスタムはその車種の純正パーツの範囲内で楽しむか、または法の範囲内で行うことができるカスタムかどうかを十分に確認してから実施するようにしましょう。

こまめな点検・メンテナンスを忘れずに!

整備不良が引き起こす危険

車の整備不良の例と、それに伴う罰則を紹介してきました。
最後に、整備不良の車が引き起こす事故のリスクについて考えてみましょう。

 

例えばブレーキランプが切れている場合、後続車がブレーキに気づかず追突してくる恐れがあります。
またヘッドライトやスモール球が片方だけ切れている場合も危険です。
夜間、街灯のない道路ではライトの明かりで車かバイクかを判断することが多く、片方しかついていなければバイクと間違えられ幅寄せをされることもあります。
このように、通常点灯しているライトが切れていることで様々な事故が起こりえるのです。

点検・メンテナンスで安心のカーライフを!

車を構成する部品のほとんどが消耗品である以上、長く乗っていればやがて調子の悪い箇所は出てきます。
しかし車検の時まで不具合に気づけず乗り続けることは、思わぬ事故の原因となり非常に危険です!

車検のコバックでは法定点検やお車のメンテナンスを随時受け付けております。
定期的な車の健康診断を受けて、安心・安全なカーライフを送りましょう!

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