上田市・佐久市
2024/11/21
コバックニュース
早いものでもう11月。
朝晩はかなり冷え込むようになり、より一層季節を感じる気温になってきましたね。
さて、これから冬に向けて寒さを耐え忍ぶのは人だけでなく動物も同じ。
特に人との暮らしで身近なのが野外で暮らしている猫さんたち。
昔は「ノラ猫」と呼ばれていましたが、今は「地域猫」とも呼ばれています。
地域猫たちは暖を求めて家屋の軒下や、物置、空き家などなどにいつの間にか潜り込んで住み着くようになります。
暖かい日差しのある日中には、車のボンネットに上がって日向ぼっこしている姿も見かけませんか?
猫は車のボンネットに上がるだけでなく、エンジンルーム・タイヤの隙間にも潜り込んでくるんです。
猫は外敵から自分の身を守れて安心できる狭い場所を好みます。
群れを作らず単独で行動する猫は、『誰にも見つからない=簡単には入れないような場所』を本能的に探し出し潜り込むのですが、その中のひとつとして、車のエンジンルームのように狭く暖かい場所は、猫にとっては「安全で快適♪」な最高の隠れ場所になるんです。
実は冬だけでなく、猫の繁殖時期も注意が必要です。
猫の発情期は年に2,3回、だいたい2月〜9月の間が繁殖時期になります。
2~4月に生まれた子猫が5,6月頃になると活発に動き出し、エンジンルームに潜り込むようになるんです。
以上のことから『6月』と『11月』あたりが一番猫の侵入に注意した方がいい時期になるようです。
でも「どうやって入るの!?」と思いますよね。
実は、車の下の狭い隙間からスルスルと入ってしまうんです!
お家で猫を飼っている方はよく分かると思うのですが、もふもふの下は案外細いんですよね!
そこに加えて身体がとても柔らかいので、狭く小さな隙間も忍者のように忍び込んでいけるんです。
まさか猫が潜んでいるとは思いもせずいつも通りにエンジンをかけた場合、おそらく大概の猫はエンジンの音にびっくりして慌てて逃げて行くでしょう。
しかし猫が潜んだまま車を発進させた場合、故障の原因となるばかりか、最悪の場合には猫の命を奪ってしまう可能性があります(*_*)
家の周りによく猫がいるという方、車に猫の気配を感じた方はエンジンをかける前にはこちらをお試しください。
◼︎ボンネットを軽くバンバンと叩いてみる。『猫バンバン』
◼︎ドアを開閉して音を出す。
◼︎ボンネットを開けて中をチェックする。
◼︎スマホから動画サイトなどで猫が興味を持つ音を鳴らしてみる。
「エンジンルームに猫がいることは確認できたけど、奥に入り込んで全く出てこない!」
という場合は、ボンネットは開けたまま、しばらくそっとして様子を見ましょう。
特に子猫は怯えて出てこなくなってしまう事が多いようです(´・ω・)
もしも猫が何かに挟まって自力で抜けられないようであれば、迷わずJAFや車屋さんに相談を!
ご自身でエンジンルームをいじるのは危険なので、そこはプロにお任せしましょう。
先程『エンジンをかける前にやったほうが良いこと』でもお伝えした『猫バンバン』。
よく使う手段として有効なものではありますが、その効果は『絶対』ではありません。
猫にも個体差があるのでバンバンしても全く動じない猫、びっくりして逆に固まってしまう猫、しばらく時間が経ってから出てくる猫など様々です。
また、入り込む小動物の種類によっても効果がある動物・ない動物があります。
しばらく様子を見て、出てくる気配がなければ前述したようにJAFや車屋さんに相談しましょう。
一番は『動物の侵入を事前に防ぐ・近寄らせない』という事になるので、対策方法をご紹介します!
◼︎忌避剤(キヒザイ)
小動物の嫌う臭いで撃退する忌避剤はホームセンターでも販売されています。
スプレー・固形・液体などタイプが違うので使用環境に合ったものを選びましょう。
◼︎超音波発生装置
小動物が警戒して嫌がる超音波を発生させる装置です。
価格は数千円〜数万円とピンキリですが、対応している動物や使用環境に合わせて選びましょう。
ただし、長期間使用することで超音波に慣れてしまい効果が薄れることもあるようなので、その場合には別の装置に変更してみることをおすすめします。
◼︎トゲトゲマット
猫避けとしても時折見かけるのがトゲトゲマットです。
近寄って欲しくない場所に動物が歩きにくく避けて行くトゲトゲマットを敷いてみましょう。
◉ペットボトルは効果なし?
ひと昔前は猫避けに『水の入ったペットボトル』を置いておく事が効果的と言われ、玄関や庭先に置いているご家庭もよく見かけました。
「太陽によって水がキラキラと反射する」ことを猫が嫌がり、猫避け効果を発揮すると・・・
しかしこの方法、近年になって実は根拠もなく効果がないという事がわかりました。
中には嫌がる猫もいるようですが、すぐに慣れてしまうようです。
それよりも水の入ったペットボトルがレンズのような効果を発揮し、日光を一点に集めてしまうことで起こる『収れん火災』の危険があるのでこの方法はやめておきましょう。
潜り込むのは猫だけでなく、他の小動物の場合も可能性は十分にあります。
◼︎ネズミ
◼︎ハクビシン
◼︎イタチ
◼︎ヘビ、トカゲ
◼︎鳥
などなど。
ネズミは配線をかじって電子機器を故障させますし、イタチなどはエンジンルームに獲物を持ち込み食べ散らかし、フンも撒き散らしていきます。
中にはネズミや鳥がボンネットの中に巣を作っていた!という報告もあるようです。
修理も掃除も大変で非常に厄介な惨状になる前に、侵入させない対策をおすすめします。
【依頼・許可が必要な動物】
猫はもちろん、イタチ・ムジナ・タヌキ・鳥類は鳥獣保護管理法により勝手に捕獲・駆除してはいけません。
違反すると罰せられます。
地域猫が増えて困っている場合には、お住まい地域の区役所、動物愛護センター、保護団体に相談しましょう。
【許可不要で駆除が可能な動物】
ネズミは個人で捕獲・駆除が可能となっています。
ネズミは様々な菌を媒介・汚染させてしまう為、環境衛生維持に有害とされているからです。
ヘビ・トカゲ・カエルなどの爬虫類も鳥獣保護管理法の対象外なのでネズミ同様、駆除が可能です。
なんだか車の調子がおかしい、もしかして猫が入り込んでる?と思ったらコバックにお電話を!
もしもエンジントラブルや断線などのトラブルが起きてしまった場合でも、コバックにお任せください!
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