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上田市・佐久市

自動車整備士さんのお仕事ってどんなことするの?

2024/02/08

コバックニュース

自動車を所有し、安心・安全に乗るためには点検、メンテナンスが必須です。

自動車はあらゆる機器が組み合わさっているので構造も複雑ですし、扱いには危険も伴います。

なかなか素人では難しい作業をもしっかり行なってくれるのが「自動車整備士」さんなのです。

「自動車整備士」とは…

自動車の点検・メンテナンス、修理などを専門的に行う技術者を「自動車整備士」といいます。

整備士さんには、車両の安全性やパフォーマンスを確保し、ドライバーが安心して車を運転できるようにする役割があるのです。

専門知識や技術が求められるので、かなり高度な仕事内容となります。

『自動車専門のお医者さん』といった感じですね!

主にどんな仕事をしているの?

自動車整備士が行う点検・整備の種類

大きく分けて

・車検、法定点検などの点検整備(分解整備)

・オイル交換や消耗部品交換などのメンテナンス

・故障や不備などの診断と修理

・鈑金塗装

といった仕事内容があります。

 

エンジン・トランスミッション・ブレーキ・サスペンション・電気系統などを点検して、問題がないか診断をします。

もしそこで問題があれば修理して正常な状態に戻し、安心・安全に乗れるようにします。

また、オイルやワイパーゴム、ブレーキパッドなどの消耗品の交換やETC・ナビ・カメラといった機器の取り付けなども行っています。

 

【OBD車検】

最近はABSを初めとして衝突被害軽減ブレーキといった電子制御システム搭載の自動車が増えていますよね。

そういった電子装置には『車載式故障診断装置(OBD)』という自己診断機能が搭載されており、故障などの不具合をコンピューターによって『故障コード(DTC)』で確認することができます。

このように特殊操作が必要な作業も整備士さんの仕事なのです。

 

時代に沿って進化していく自動車機能に合わせて整備内容も変わっていくので、整備士さんも常に新しい知識と情報、技術を取り入れているのです。

整備以外にも何かしているの?

【鈑金塗装】

自動車の外装の修理になります。

キズ、ヘコミ、ひび割れや腐食によるサビなど、外装の修理と塗装も整備士さんの仕事になります。

 

【コミュニケーション】

そして点検・整備・鈑金作業と併せて、『自動車の所有者(顧客)とのコミュニケーション能力』も重要となります。

整備士さんはお客様からの要望や問い合わせ内容の対応、修理作業に関する説明を分かりやすく行うことも求められるのです。

 

『自動車専門のお医者さん』と言うだけあって、自動車全般に渡る知識と技術に加えて、顧客とのコミュニケーションといった本当に膨大な業務量があるんですね!

自動車整備士になるためにはどうしたらいい?

自動車整備士の資格には『三級自動車整備士』『二級自動車整備士』『一級自動車整備士』『特殊整備』があります。

『国家資格』なので国家試験を受けなければなりません。

そしてそこに辿り着くまでにはいくつかのステップがあります。

自動車整備士になるために必要な事

何もなしでいきなり受験はできないので、まずは『受験資格を得る』必要があります。

試験は学科と実技があり、最初に受けられるのは『三級自動車整備士』からとなります。

 

【三級受験資格となる条件】

■実務経験のみの場合

中学校卒業以上で、実務経験1年以上であること。

 

■専門の学校に通う場合

自動車整備に関する職業訓練学校や専門学校、短期・4年生大学にて受験資格に必要なカリキュラムを修了している場合。

===

 

三級からステップアップして、【二級】【一級】と進んでいきますが、二級・一級もそれぞれ一定の受験資格が必要となります。

また一般的には、自動車整備に関する学校を卒業された方は二級を取得していることが多いでしょう。

 

受験資格に関して詳しくはこちらを参考にどうぞ。

国土交通省より自動車:受験資格について - 国土交通省

 

一般社団法人日本自動車整備振興会連合会『自動車整備士資格試験情報』

国家資格の違いとそれぞれの役割(三級、二級、一級、特殊整備)

国家資格とは 一般的なイメージとして、「社会的信頼度が高く就職にも有利であるが、その分試験も難しい」というものではないでしょうか?

 

ー文部科学省よりー

「国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。」

 

■三級自動車整備士

前述したように最初に取れる資格となります。

三級を持っていることで就職にも役立ちますが、三級ではまだできない作業もあります。

 

■二級自動車整備士

こちらを持っていることで三級ではできなかった分解整備が可能となり、自動車の点検整備が行えるようになります。

自動車整備工場で働く整備士さんの多くは二級以上を持っており、1人前の整備士という証にもなっています。

そのため自動車整備会社で働く場合には、二級は必須と思っていた方がよいでしょう。

 

■一級自動車整備士

自動車整備士の中で最も高いスキルを持っている整備士となります。

整備士全体のなかでも約3%しかいないとされている、とても貴重な存在ですね!

 

実はこの一級自動車整備士、2003年に初めて誕生しました。

正確には、自動車整備士は1949年(昭和24年)に制定されたのですが、長ーーーい間、一級自動車整備士の試験は行われてこなかったのです。

しかし近年の自動車の進化に伴い、自動車整備士のスキルアップという点からも2002年12月に初の一級整備士技能検定・学科試験が行われました。

 

一級自動車整備士はかなりの難関だそうですが、二級を持っている方にはぜひチャレンジしていただきたいです!

 

■特殊整備

自動車整備士の中でも、専門分野に特化した整備士さんです。

『自動車電気装置整備士』

『自動車車体整備士』

『自動車タイヤ整備士』

の3つに分かれており、こちらも学科と実技の試験があります。

自動車整備士はどんな人に向いている?

車が好き!という方はもちろんですが、集中力も必要となります。

手先が器用で、子供の頃から図工が得意だった!プラモデル作製や細かな電子部品をいじったり機械の構造を見るのが好き!という方に向いていると言えるでしょう。

自動車整備士が感じる仕事の魅力やりがいと魅力

自動車に関する専門知識・整備技術を取得でき、しかも自動車業界から引っ張りだこなのでそれだけでも魅力的ですよね。

実際に整備スタッフにインタビューしてみました!

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■整備士スタッフMさん

「さまざまなニーズを持ったお客様がご来店されます。安心して乗りたいからしっかり整備をしたい人。金額を抑えてなるべく安く乗りたい人。どちらにしてもアシスタントを通して感謝される時や最後に笑顔で帰っていかれるお客様を見るとやりがいを感じます。」

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■整備士スタッフWさん

「小さい頃から親の影響で車が身近な存在でした。整備士を目指して入社後は国産の自動車の整備はもちろんですが、ベンツやBMWなど外車の整備を経験することもあります。昔から憧れていた車を整備士として触れることが本当に楽しく、毎日多くの刺激にもなっています。これからも多くの車の整備を経験してオールメーカーを取り扱うことのできる整備士になれるよう頑張っていきたいです。」

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■新人整備士スタッフOさん

「先輩社員の方に付き添っていただき自動車のエンジンオイル交換やタイヤの交換を経験しています。最初は先輩社員のかたから多くのアドバイスやご指摘を沢山いただいていましたが、今では経験したことのある整備を任せていただき最後に先輩社員の方にチェックしていただきますが「完璧だね!」と褒めていただいた時は本当に嬉しかったです。今では1つでも多くの整備を覚えられることがやりがいになっています。」

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お客様に喜んでもらえること、スキルアップしていくこと等にやりがいや魅力を感じるんですね!

自動車業界は整備士不足?

自動車が欠かせない現代において、なんと自動車整備士不足が深刻化しているんです。

「少子化」「若者の車離れ」「整備士の高齢化」が主な原因と言われています。

 

どうしても自動車の整備というと、オイルにまみれて汚れる・重労働・賃金が安いなどのイメージがあり、それを敬遠する若者が増えているのも事実と言えます。

そこに職業選択の多様化も重なり、ますます深刻化しているんですね。

そのため今では自動車整備士の求人倍率は、他と比べてなんと4以上!超大人気なんです!

まとめ

私たちが安心して運転ができるよう、日々頑張って自動車整備をしてくださっている自動車整備士さんたち。

複雑な構造をプロの技術でしっかり点検・メンテナンスを行う高度でかっこいいお仕事であり、生活に欠かせない自動車には、整備士さんも必須というとても重要なポジションです。

そんな私たちの生活手段を支えてくださっている自動車整備士さんを応援していきましょう♪

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