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真夏の高温になる車内...あの電子機器って大丈夫なの?

2023/08/30

コバックニュース

夏の外出は炎天下で非常に大変ですよね・・・。

少しでも移動を楽にしようと思っても、車の中もかなりの暑さです。

窓を開けたり、エアコンを使ったり・・・快適なカーライフにしようと筆者も様々工夫しています。

 

車の中にはたくさんの電子機器があり、私たちが車を使用するとき以外にも、常に暑い車内で過酷な環境にさらされているのです。

特によく使用する、カーナビやドライブレコーダー、ETCなどは大丈夫なのでしょうか?

ETC・ドライブレコーダー・カーナビ...車載機器って真夏は大丈夫なの?


どのくらいまでなら大丈夫?熱対策は必要?

真夏の車内温度についてはJAFの調査において、約3時間で50度前後ダッシュボードにおいては80度まで上がることが分かっています。

(JAFユーザーテスト:真夏の車内温度)

そのため、「車内」といっても特に「ダッシュボード」の温度が高い事が分かります。

 

以前まではダッシュボードにカーナビを取り付けるタイプのものが多く、故障やトラブルになるケースがありました。

現在は、車のパネルの中に埋め込むタイプのものが主流になり、カーナビの熱による故障はほとんどなくなったようです。

 

また、車載機器には「動作温度範囲」というものが記載されているものが多く、

・ドライブレコーダー:60度前後

・ETC:80度前後

まで対応が出来るものが多いようです。

 

そのため、ダッシュボードへの取り付けではなく、パネル内や直接日光が当たりづらい箇所への設置であれば、対応温度を見ると問題は少ないと考えられます。

ETC"カード"は注意が必要

実は注意が必要なものとして、ETCの車載器よりも「ETCカード」にあるのです。

高速道路でETCを使用するためには、車載器だけでなく専用のETCカードが必要になる事はご存知かと思います。

ETCカードに関しては耐熱性能がそこまで高くないのです。

 

一部、耐熱化が進んでいるものもありますが、そうでない場合は50度~60度くらいが対応可能温度になっており、状況によってはカードが変形するなどのトラブルを起こし、使用出来なくなる場合があります。

最近は耐熱仕様になっているものもあり、80前後まで対応してくれるカードもあるようですが、ETCの機器よりも耐熱性能が高くないため、注意が必要です。

意外と車内に忘れやすい危険なもの

ETCなどの車載器に関しては、ある程度の熱に対応出来ることを解説してきました。

これらの電子機器以外に、私たちが車内に持ち運び、放置しておくと危険なものがいくつかあります。

リチウムイオン電池や乾電池搭載の電子機器たち

まず一番最初に気を付けないといけないものとして、リチウムイオン電池や乾電池が使われている機器です。

これらに該当するものとして、

・スマートフォン

・ゲーム機器

・パソコン

などの電子機器や、最近では小型の手持ち扇風機など、多くの電子機器がこれらに該当いたします。

 

筆者も仕事柄、スマートフォン・パソコンなどは移動時に持ち運ぶことが多く、少しの間であれば車内に放置したまま・・・という事がよくあります。

しかし、これらの電子機器の放置はとても危険なのです。

 

東京消防庁の調べによると、リチウムイオン電池が原因になっている火災は令和元年時点で年間102件発生しており、年々増加をしております。

(東京消防庁 リチウムイオン電池からの火災に注意しよう

ペットボトルの危険性

電子機器以外に私たちがよく使用するものとして、ペットボトル飲料にも注意が必要です。

炭酸飲料の場合、温度が上がることにより起こる熱膨張により、ペットボトル内の圧力が上がり、破裂

結果的に車内に飲み物が漏れ出してしまう危険性があります。

ベトベトになった車を運転するのは嫌ですし、掃除も大変なので、ご注意ください。

その他、気を付けた方が良いもの

その他にも車内の持ち込みで注意した方が良いものがいくつかあります。

・ライターなどの発火機器

・スプレーなどのガス類

・消毒液などのアルコール類

これらは車内に残しておくことで、発火する危険性が非常に高いものです。

 

特に喫煙されるかたのライターや、手指消毒のためのアルコール類は利用している方も多いと思いますので、車内に置いたままにならないよう、十分ご注意ください。

危険なモノを理解して、車内に忘れないように注意

基本的には、持ち込んだものをそのまま車内に放置しておくのは危険といえるでしょう。

少しの時間だから大丈夫・・・と思っていても、たった数時間で50度前後まで車内の温度が上がってしまう事があるのです。

そのため、発火する危険性のあるものは、車を降りる際には必ず一緒に持ち運び、愛車に被害がでるリスクを下げるようにしましょう。

安心・安全のカーライフをお楽しみください!

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