上田市・佐久市
2023/08/22
コバックニュース
今年も暑い夏が続いておりますが、気温が上がると車のトラブルも増えてきます。
私たちでいうところの熱中症と同じですね!
今回は、夏の車のトラブルで多い、オーバーヒートについてご紹介していきます。
「オーバーヒート」という言葉には聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?
車以外でも度々使われる言葉ではありますが、車におけるオーバーヒートとは「エンジンのトラブル」を指す言葉です。
オーバーヒートとは、車のエンジンが普段よりも異常に発熱し煙を噴き上げ、最終的にはエンジンの故障に繋がってしまうものです。
エンジンの故障については、最悪の場合乗せかえ以外の手段がなく、数十万円以上の高額な修理に発展するケースがあります。
オーバーヒートした場合の危険性は前述した通りですが、私たちがこれらのトラブルを未然に察知し、防ぐことは出来るのでしょうか?
オーバーヒートの原因として、エンジンが異常なほど発熱する事にあります。
実はこの発熱を抑えるための機能として「冷却水」というものが車の中にはあります。
車検などの際にこの冷却水の交換をオススメされた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
エンジンは走行中、約800度近い熱を発しており、専用の冷却水を用いて常に冷やしている状態です。
これにより、エンジンにトラブルが出るほどの高温にする事を抑えているのです。
しかし、高温のエンジンを冷やしているため、冷却水も走行時には80度前後まで水温が上がっております。
それだけエンジンを冷やす事が重要で大変であることが分かりますね。
そのため、車の冷却水の温度「水温計」の状態を把握しておくことが、エンジンのオーバーヒートを防ぐうえで非常に重要になります。
実はこの「水温計」は車の運転をしながらも確認する事ができ、運転席のメーターにも表示されています。
冷却水の異常=水温計の異常がオーバーヒートの兆候であると言えます。
オーバーヒートの兆候として、この水温計のマークから確認をしていきましょう。
(1)消灯
水温計のマークが消灯している場合は、異常がない事を表しています。
運転をしている場合には、この状態が通常となります。
(2)青(緑)色の点灯
水温計が青(もしくは緑)色に点灯している場合は水温が低い状態を表しています。
朝や冬など、外気温が低い場合にはエンジン始動時にこの状態になっている事が多いでしょう。
しばらくアイドリングをしたり、運転をしている最中に消灯すれば問題はありません。
もしもいくら時間が経っても消灯しない場合は、何かしらの故障の可能性があるため、近くの車屋さんで見てもらいましょう。
(3)赤色の点灯
水温計が赤色に点灯している場合は水温が高い状態を表しています。
この状態はオーバーヒートの危険性があり、走行を止めてすぐに車屋さんに相談をしましょう。
オーバーヒートを起こした場合、エンジンが故障する可能性が高いです。
その場合、基本的には修理が出来ず、エンジン自体を別のものにする「乗せかえ」が必要になります。
費用としては車種や乗せるエンジンにもよりますが、20万円以上かかります。
これまでのお話の通り、もしオーバーヒートが起きてしまった場合、愛車にダメージがあるだけでなく、その修理には多額の費用が必要になります。
それらを防ぐために、私たちが出来る事はあるのでしょうか?
まず、車の運転時には水温計のチェックを行いましょう。
消灯している状態が通常になりますので、点灯していないかのチェックを行います。
もし赤色に点灯している場合はすぐに車屋さんに相談しましょう。
また、水温計に限らずですが、赤色の点灯は車の異常にあたるため、すぐにご相談ください。
信号と同じで赤に近づくほど危険ですよ!という配色のため、分かりやすいですね!
冷却水の冷却能力も消耗するため、定期的な交換が必要になります。
そのため、車検などの際に車屋さんから交換をオススメされるのです。
現在のお車の中には交換時期が長いスパンの冷却水が搭載されているものもあり、通常使っている分には交換をしなくても良いケースがあります。
ご自身のお車が対応しているかどうかも車屋さんに聞いてみるといいかもしれませんね!
対応していない場合は、車検ごとに交換をすると安心です。
エンジンは車の中でも重要な部品です。
オーバーヒートは、そのエンジンを壊してしまう非常に怖いトラブルです。
日頃からお車のメーターを見て、普段ついていないマークが点灯しているなと感じたら、すぐに相談するようにしましょう。
コバックでも点検・相談を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。
無料
ご予約・お見積もり・お問い合わせ
0037-6007-0466
【上田材木町店】受付時間:9:00~17:30
定休日:水曜日、第1・第3木曜日
※土日除く祝日は受付のみ