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車用サンシェードの役割。効果的な使い方って?

2023/07/27

コバックニュース

外気温が暑い季節になり、車の中も所謂「灼熱」と言っても過言ではありません。

真夏には70度を越える場合もあるんだとか。そんな状態での運転は事故の危険だけでなく、熱中症や脱水症状の危険性も高まりますね。

今回は車のサンシェードとその役割について解説致します。

車用サンシェードってどんな役割があるの?

  

サンシェードの主な役割

そもそもサンシェードとは、フロントガラスの内側もしくは外側に取り付ける日除けのアイテムの事を指します。

これには様々なタイプのものがあり、フロントガラスだけでなく、運転席・助手席の横も覆ってくれるものもあるようです。

 

「日除け」という用途の通り、車に日差しが直接入る事を防ぎ、車内の温度上昇を緩和する事が出来ます。

ただし、サンシェードを使用しても完全に温度の上昇を抑える事が出来ない点については注意が必要です。

JAFの実験によると、サンシェードを使用しても車内温度が50度前後にまで上がる事が報告されております。

【真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)】

 

この実験によれば、サンシェードを使用していない場合に比べて室内温度は5度ほど変わる事が分かっております。

また、最も大きな変化があった箇所ダッシュボードであり、こちらは使用の有無で20度ほどの大きな差が出る事が分かりました。

 

車には様々な部品が使用されており、高温になったり直接日差しを浴びる事で劣化が早くなります。

特にダッシュボードはそれらの影響を受けやすいため注意が必要です。

 

車内温度の緩和だけでなく、愛車に長く乗るためにも使用を検討するのが良いと言えるでしょう。

買い物や旅行などの駐車…短時間でも置いた方が良い?

それでは、買い物などのちょっとした短時間での駐車の場合もサンシェードは使用した方が良いのでしょうか?

筆者の考えは「YES」です。

 

その理由として、真夏の車内は30分という短い時間であっても車内の温度が10度以上上昇する可能性があるためです。

特に、運転中はエアコンを使用し車内温度を下げていても、少し車を離れているだけで温度が・・・なんて事になったら、また涼しくなるまでに時間がかかるとともに、熱中症や脱水症状などの危険も孕んできます。

 

都度使用するのは面倒・・・と思っても、ある程度の時間を車から離れて行動する場合は、サンシェードを使って頂く事がベストだと考えます。 

注意することはある?効果的に使うには?

室温の上昇の緩和、車自体の劣化の防止など様々な役割がある事を解説してきました。

その中で、サンシェードを取り付ける場合の注意点や効果的な方法などはあるのでしょうか?

最後にこれらについて解説していきます。

助手席・運転席の窓ガラスはつけて走行すると道路交通法違反

実は自動車のフロントガラス・運転席・助手席側の窓ガラスの3つの部分に関して、指定のもの以外を取付・貼り付け出来ない箇所が存在します。

これらは視界の確保が目的とされており、過度なスモークガラスやタオルなどでの視界遮断も道路交通法の違反です。

(道路交通法第五十五条2項より)

違反の場合、6,000円の罰金と違反点数1点が適用となります(大型の場合は違反金7,000円)

 

そのため、暑い・日差しが強いからといって、運転中にこれらのガラスにサンシェードを取り付けたり、視界を遮るようなものを設置してしまうと、違反になってしまうためご注意ください。

サンシェードはあくまで、「駐車時に設置」「後方座席に設置」という事を意識してください。

サンシェードをより効果的に使う方法は?

サンシェードというと、車内に取り付けるイメージがあると思いますが、外側につけるタイプのものがあるのはご存知でしょうか?

実はこの外側に取り付けるサンシェードが効果的と言われています。

理由としては、内側・外側につけた時の違いとして、「日差しが車内に入った後・入る前のどちらで遮断されているか」という点が大きいです。

外側に取り付けて、早めに日差しを押さえておくことで、車内の温度を下げる事が出来るという事ですね!

愛車を猛暑の熱・紫外線から守りましょう

今回はサンシェードの話を中心にさせて頂きましたが、ご自身の健康を考えるのであれば、カーエアコンの使用が大きな室温低下に繋げる事が出来ますので、積極的に利用しましょう。

しかし、実際に運転・乗車している私たちだけではなく、皆さまの愛車もこの日差しでダメージを受けています。

ぜひ愛車に長く乗るためにも、サンシェードの利用も検討いただけたらと思います。

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