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猛暑日の運転。運転手・同乗者の熱中症対策で気を付けたいこと

2023/07/21

コバックニュース

全国各地で気温が上がり続けており、長野県内でも30度を越える日が増えてきました。

消防庁の発表によると、7月は全国で1週間あたり3,900人もの熱中症による緊急搬送があったそうです。

自宅や職場、学校などでの被害はもちろん、実はお車の中も熱中症の危険性があります。

今回は、車内での熱中症について解説していきたいと思います。

毎年上がる夏の平均気温。運転中の熱中症に気を付けて


実はエアコンを付けていても危険なことが。

JAFのテストの中で、これらの室温の変化を調べたものがあります。

【真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)短時間で熱中症の危険!】

 

気温35度の炎天下、窓を開けた状態で4時間放置した場合、車内の室温は42度まで上がりました。

また、サンシェードなどを使用しても、この室温は大きく変わる事はなかったようです。

42度といえば少し熱いお風呂くらいの温度があるため、非常に身体に負担がかかる状態と考えられます。

 

同じ条件で「カーエアコン」を使用していた場合はどうでしょうか?

カーエアコンの場合には、室温が26度前後と「窓を開ける」に比べて、かなり快適に近い温度という結果が出ました。

 

じゃあ、エアコンをつけておけば大丈夫!と考えた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれだけでは不十分なのです。

車内には基本的に日光からの強い日差しが差し込んでおり、測定の温度よりも高い室温の状態になります。

また、カーエアコンは直接冷風が当たる場所と、そうでない場所があり、エアコンから離れている同乗者ほど、より熱中症の危険が高い状態といえます。

そのため、エアコンを使用しているから大丈夫!と考えずに、しっかり自身と周りの体調を把握する事が重要です。

夏はお出かけも増える時期。快適なドライブの為にはどうしたらいい?

車の中での暑さ対策として、「窓を開ける」「カーエアコン」などがあるのではないでしょうか。

では、快適にドライブ・外出するにはどうしたらいいでしょうか?

まずはじめに、カーエアコンの使用は車内の室温を下げるために非常に有効です。

しかし、先ほどの解説の通り、それだけでは不十分なため、

・こまめな体調チェック

・定期的な水分補給

は行いましょう。

冷感グッズなどの使用もおすすめです。

 

周りの人からはもちろん、本人自体も熱中症になっている事に気づきづらいため、定期的な確認が重要です。

車内の暑さ・熱中症対策でできること

車内を快適な温度に保つためには何をしたらいい?

まず重要な事はエアコンをしっかりと使用する事です。

「エアコンの冷風が苦手。」

という方もいらっしゃるかもしれませんが、窓を開けるだけでは車内の温度を下げきる事が出来ないため、エアコンを使用するようにしましょう。

また、運転中以外はサンシェードで日差しを遮る事も重要です。

運転中でも後部座席の窓にはサンシェードやカーテンを取り付ける事が可能なため、同乗者が多い場合にはエアコンが届きづらい後方にはかなり有効でしょう。

 

ただし、フロントガラス、運転席・助手席のサイドガラスに、サンシェード・カーテンを取り付ける事は禁止されています。

(道路交通法第五十五条2項より)

違反の場合、6,000円の罰金と違反点数1点が適用となります(大型の場合は違反金7,000円

 

また、サンシェードやカーテンだけでなく、視界を遮るようなものが対象となるため、タオル等で覆う事も罰則の対象です。

隠れ脱水症状について

隠れ脱水症状とは、知らない間に脱水症状に陥っている事を指し、周りの人だけではなく脱水症状になっている本人も気付いていないケースがあります。

また、この症状は体内の水分量が減少しているため、熱中症の危険性も孕んでいます。

主な原因として「輻射熱(フクシャネツ)」「エアコンによる乾燥」が該当いたします。

(輻射熱:日光の日差しにより体内に熱がこもっている状態。)

適度に水分補給をするようにしましょう。

アイドリングしながらエアコンを付けっぱなしにするのは大丈夫?

エアコンの使用は運転中に限らず、停車中や駐車中など様々なタイミングで発生するでしょう。

停車・駐車中の長時間の使用について、どのような注意点があるでしょうか。

駐車場でエアコンをずっと付ける場合の注意点

アイドリング時についてはエンジンが動いている状態となりますので、長時間の使用はガス欠の危険性があります。

そのため、残った燃料をしっかり確認をするようにしましょう。

ただし、エンジンが止まっている場合には、下記の2つが注意点です。

・エアコン自体の効きが悪くなる

・バッテリー上がりの危険性

 

カーエアコンはエンジンの駆動と合わせて、動かすような仕組みになっているため、エンジンが止まっている際はエアコンの冷風が効きづらくなります。

また、これは停車時に限らず、運転中の一時停止などで起こる「アイドリングストップ」でも同様です。

もし、信号待ちでエアコンの効きが悪いな・・と感じた場合、アイドリングストップを解除するのがオススメです。

 

また、エンジン停止時はエアコンを含む、車の電子機器はバッテリーから電気を貰って動きます。

バッテリーへの充電はエンジンが動いている時に行われますので、エンジン停止中にエアコンを含む電子機器を使用した場合、バッテリー上がりが起きやすくなります。

夏を乗り切るためにエアコン・バッテリーなどの点検を。

これから外出も増える季節になり、移動に車を使う方も多いでしょう。

その際には熱中症にご注意ください!

 

コバックではお車のメンテナンスとして、

・エアコン

・バッテリー

についても点検、修理を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

この夏を安心安全で楽しんで頂ければと思います。

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