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上田市・佐久市

車検証電子化の変更点と閲覧専用アプリの使い方

2023/01/27

コバックニュース

「ペーパーレス化」「デジタル化」という言葉を耳にしたことはありませんか?

様々なものをより簡単に、より便利に、そして地球環境にもやさしいという意味でもIT化が進んでいます。

2007年に運転免許証にICチップが内蔵され、基本的な情報は全てそこに格納され、セキュリティ面でも優れたICカード化へ変更決定してから早16年。

今では全国各都道府県でICチップ内蔵運転免許証に変わったのではないかと思います。

 

そして今度は車検証にICチップが内蔵され、2023年1月4日より普通車は電子車検証に変わることとなりました。

まだ始まったばかりのこの電子車検証、イマイチまだピンとこない方も多いでしょう。

そこで今回は、この電子車検証に関して現状で決まっていることや変わったこと、どのようなサービスが受けられるのかを解説していきます。

車検証の電子化がついにスタート!

1月4日(水)より、車検・または新規登録される普通乗用車を対象として車検証の電子化がスタートしました。

軽自動車はまだ従来のA4サイズ車検証で、2024年1月より電子化となる予定です。

電子化と言っても

「いったい何がどう変わるのか?」

「ユーザー側で何かするべきことはあるのか?」

等々、まだ馴染みのないものですのでひとつずつ見ていきましょう!

電子車検証で何が変わった?

☆サイズ

これまではA4サイズ紙媒体の車検証でしたが、電子化により約A6サイズの厚紙に変わりました。


★ICチップ

運転免許証同様にICチップ内蔵となりました。


☆券面・ICチップ情報

これまで券面に記載されていた『車検期限』『所有者・使用者』などの情報はICチップに格納されます。


★専用アプリ

ICチップに格納されている情報は、PC・スマホ・カードリーダーを使用して専用の『車検証閲覧アプリ』から閲覧可能です。


☆オンラインで更新可能

これまでは運輸支局等への出頭が必要だった車検証の更新や、登録内容の変更手続き等はオンラインにて変更登録が可能となります。

従来の車検証は発行されない

1月4日(水)〜車検や新規登録した普通乗用車の車検証は、全て『電子車検証』となります。

従来のA4サイズ車検証は発行されなくなります。

車検証の情報閲覧は専用アプリが必要

『電子車検証で何が変わった?』にてご案内したように、電子車検証では内蔵されたICチップに基本情報が格納されます。

情報の閲覧には、専用の『車検証閲覧アプリ』が必要となり、PC・スマホ・カードリーダーを通して閲覧となります。

この『車検証閲覧アプリ』は国土交通省の【電子車検証特設サイト】よりインストール可能です。

 

▶︎国土交通省【電子車検証特設サイト】はこちらから◀︎

 

アプリのインストールはユーザーさんご自身で行う必要があります。

しかし、まだ馴染んでいないということもあり、普及するまでのしばらくの間は、全ての車検証情報が記載された『自動車検査証記録事項』が発行されます。

受け取りましたら、電子車検証と一緒に大切に保管してください。

車検証閲覧アプリの使い方

アプリから閲覧と言われても

「どのように見れるの?」

「インストールって?」

と不安に感じる方もおられるでしょう。
特にスマホ操作に慣れている世代の方には簡単でも、電子機器に弱い方や、PC・スマホに馴染みのない方にとっては難易度も高く
「従来通りのA4車検証でいいのに・・・」と思われるのではないでしょうか?

【電子車検証特設サイト】にて『閲覧アプリ概要』もございます!
こちらから一通り確認ができますのでぜひ活用してください。

▶︎ー国土交通省『閲覧アプリ概要』ー◀︎

 

車検証閲覧アプリで確認できる内容

【電子車検証特設サイト】によると、「車検証情報  現行車検証と同等の情報を画面に表示する」とあります。

・車検証の有効期限

・所有者、使用者情報

・リコール情報

これらの内容が確認できますし、また、データ出力が可能となっています。

 

但し、閲覧できる環境が必要となります。

国土交通省にて動作確認済みのデバイス・OSバージョン

・PC:Windows 10 バージョン21H1(64bit版), 21H2(64bit版)

Windows 11 バージョン21H2

これらに+ICカードリーダーが必要となります。

ICカードリーダーがないと情報の読み取りができませんのでご注意ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・スマートフォン:iOS 14,15、Android 9,10,11,12(NFC対応)

NFC非対応・NFC設定無効の機種では読み取りができない為、閲覧不可となりますのでご注意ください。

 

※NFCとは、近距離で無線通信ができる機能で、この機能が使えるデバイスにはNFCに対応ICチップが組み込まれています。

ダウンロード・アプリの使い方

こちらは『閲覧アプリ概要』にある「閲覧アプリインストール方法」からダウンロードが可能です。

QRコードもしくは「インストール」ボタンをクリックすると利用しているデバイスに沿ったサイトへ遷移します。

▶︎ー国土交通省『閲覧アプリ概要』ー◀︎

スマホやPCが無い場合はどうしたらいい?

中には、PC・スマホなどのアプリを閲覧する為の機器を持っていない方もおられるでしょう。

ですがご安心ください!『車検証の情報閲覧は専用アプリが必要』の項目でもご案内した「自動車検査証記録事項」最低3年間は発行されるそうです。

もしくは、ディーラーや自動車整備工場などにて、設置のカードリーダーを使ってお店のスタッフさんも閲覧できますのでそこで情報確認も可能です。

車検証の電子化で手続きなどはどうなる?

これまでは車検証の更新、名義・住所変更、所有権解除、抹消登録などの手続きは運輸支局への出頭が必要でした。

ですが、電子車検証はこれらの手続きがオンラインで行えるので、運輸支局へ出向く必要がなくなるのです。

 

どこでオンライン手続きができる?

運輸支局長等から委託を受けた記録等事務代行者によって記録事務代行サービスが構築されるとのことです。

まだ始まったばかりの制度ですので、コバックでもこれから順次対応できるように構築していく予定です!

電子車検証を紛失してしまった

サイズが小さくなる点からも「紛失しやすいかも」と心配になる方もおられるでしょう。

もしも紛失してしまったら、まずは普段ご利用のディーラーさんや自動車屋さんに相談し、再発行手続きを行ってください。

 

電子車検証は、情報閲覧に必要なICチップが内蔵されていますので、折り曲げたり汚したりしてしまうとデータの破損・閲覧不可となりますので、取り扱いにも要注意です。

もしそうなった場合にも再発行手続きが必要となります。

※厚紙とは言っても、頑丈ではないので扱いは丁寧にしましょう。

再発行にかかる費用(手数料)などは代行を依頼する会社によっても異なりますので、必要なときに問い合わせてください。

車検証のコピー提出を求められたら

何かの申請などで「車検証の写し(コピー)」の提出が必要となった際には、電子車検証のコピーではなく「自動車検査証記録事項」のコピーを提出することになるようです。

 

従来のA4サイズ車検証では、そういったことを悪用して勝手に内容を書き換えられたりと、犯罪に巻き込まれてしまう可能性もありました。

電子車検証では簡単に内容を書き換えることができない為、そういったリスクも回避できるようになりましたが、本当に必要な信頼できる手続き以外では、「自動車検査証記録事項」のコピーも提出しないように気をつけましょう。

※FAX送信不可ですのでこの点も要注意です。(ICチップが破損する恐れがあります)

 

まとめ

まだ未知の領域でもある電子車検証。

内蔵されているICチップも、車検証情報以外の空き容量箇所の活用が検討されているようです。

これから普及しながら、より良い活用ができるようになるかも知れません。

コバックでも導入されたばかりの制度ではありますが、スタッフ一同お客様の為に尽力して参ります。


改めて、電子車検証の注意点を申し上げますと

◆電子車検証の発行は『車検・または新規登録される普通乗用車を対象としています』ので、名義・住所変更などの手続きのみの場合には従来通りA4サイズ車検証が発行されます。

「電子車検証に変更したい」などのご希望では変更ができませんのでご注意くださいね。

◆ICチップ内蔵となるので、取り扱いには注意しましょう。

折り曲げ、裏面のICチップが内蔵されている箇所のシールは剥がさない、FAX送信しないなど、取り扱いには要注意となります。

また、保管場所も「高温になりやすい場所を避ける」「ビニールなど紙が張り付きやすい素材に挟まない」など工夫をするといいですね。


 

これから車検を受けられる方、お車買い替えをご検討の方はお気軽にコバックまでどうぞ!

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