上田市・佐久市
2022/08/30
コバックニュース
みなさん、車のタイヤ交換はご自分で行いますか?それとも車屋さんで交換してもらいますか?
ひと昔前は自動車学校にてタイヤ交換が必修項目となっていましたが、現在は必修項目ではなくなったそうですね。
筆者も遠い昔、タイヤ交換教習を受けましたが、その時は教官が説明しながら殆ど作業を行ってくれたので、ただ見ているだけ・・・だったような記憶があります。
でも覚えてるのは「もしもパンクした時に、自分でスペアタイヤに交換できるように」という目的もあって、教習が行われていたという事です。
今は時代の変化と共に、スペアタイヤに代わってパンク修理キットが収納されるようになりましたし、緊急時にはJAFやロードサービスなどといったサポート体制も充実しているので、「自分でもタイヤ交換くらいできないと!」という概念は無くなりました。
ディーラーはもちろんカーショップやガソリンスタンド、車検専門店など車に関係するお店も増えましたし、車に関する事は専門のプロにお願いする方が早くて確実!
という方向に変わりつつあります。
それでも、東北地方など雪国では春先と冬にノーマルタイヤ⇆スタッドレスタイヤに交換が必要な為、自分で交換作業するという方も多いでしょう。
特にシーズン中はお店も混み合って待ち時間も長くなり、ほぼ1日潰れた・・・という事も。
それなら自分で好きな時に交換できる方がいいですし、交換費もかかりません。
でも、自分で交換するにも見逃してはいけない要注意点があるんです!
大切なポイントを押さえて安心・安全にセルフタイヤ交換をしましょう。
タイヤは車の走行にとても重要な部位となります。
少しでも不調があったり、取り付け方にミスがあると大事故を引き起こしかねません。
自分で交換する「セルフタイヤ交換」時の要注意ポイントをご紹介します!
ご自宅で行う場合が殆どだと思いますが、必ず地面が固く平で広めの場所で作業しましょう。
アスファルトやコンクリートが好ましいですが、道路では他の方の交通の妨げになりますので注意してください。
凸凹している場所では、交換時に車体を持ち上げる為に使用するジャッキが安定しませんし、万が一ジャッキが外れたり・倒れたりすると大変です。
そして初めて行う場合や慣れていない方は、1人よりも2人で行うことをおすすめしますよ。
車は必ず完全に停止している状態で、サイドブレーキも忘れずに。
車輪止めも使用しておきましょう。
ジャッキアップの前に、交換するタイヤのホイールナットを少し緩めておく事をおすすめします。
ジャッキでの車体持ち上げは、ジャッキアップポイントにて作業します。
ジャッキアップポイントは各車両ごとに場所が違うので、取説などで交換する車両のポイントを確認してください。
注意ポイント①
ジャッキアップで持ち上げたまま作業される方も多いのですが、ジャッキが倒れたりすると大変ですので「リジットラック(ジャッキスタンド)」で固定しましょう。
「リジットラック(ジャッキスタンド)」とは通称「ウマ」とも呼ばれ、ジャッキアップで持ち上げた車体をその高さで固定しておく工具です。
つっかえ棒のようなイメージですね!
注意ポイント②
ジャッキアップで持ち上げた車体の下には潜らないようにしてください!
もしも万が一、ジャッキやウマが外れて車体が倒れてしまうと大変な事故となってしまいます。
保険として、外したタイヤを横にして車体の下に置いておくようにすると、ジャッキやウマが外れてしまってもタイヤが支えになってくれるので車体に挟まれるリスクを回避できます。
タイヤ交換完了後には必ずナットの締まり具合とタイヤの空気圧チェックを忘れずに!
こちらはガソリンスタンドや車屋さんにて無料で行えますので、交換後にはお近くのお店にてチェックしてくださいね。
ナットが緩いと走行中にタイヤが外れてしまう原因となりますし、タイヤの空気も適正でないとバーストの原因となり、どちらも非常に危険です。
実際に、タイヤ交換後にはここのチェックが甘く、事故に繋がっているケースがありますので注意してください。
タイヤ交換には、先ほどご案内したジャッキ・リジットラック(ジャッキスタンド)以外にも必要となる工具がありますし、種類も複数。
ジャッキもひと昔前はスペアタイヤと共に車載品となっていましたが、今ではそれもパンク修理キットに代わりジャッキは装備されていない車種もあります。
※車種、オプションなどによって装備品は異なります。
タイヤ交換に必須なジャッキの種類、また、タイヤ交換時にあると便利な工具をご紹介します。
・パンタグラフジャッキ(シザーズジャッキ)
殆どの国産車に車載されているジャッキはこのタイプです。
コンパクトなので車載用に向いています。
ですが、あらかじめ車載品となっているパンタグラフジャッキは、あくまでもパンクした時の緊急用なので常用には向いていません。
クランクを使って手動でネジを回してジャッキアップするのですが、もっと簡単に持ち上げられる油圧式パンタグラフジャッキ、電動式ジャッキもあります。
・フロアジャッキ(ガレージジャッキ)
パンタグラフとは形状が異なり、油圧式でレバーを使って楽にジャッキアップできるタイプです。
軽自動車・コンパクトカーには「2t」タイプのものを、普通車(ミニバン・SUVなど)には「3t」タイプのものを使用します。
タイヤ交換用にはこちらの対応がおすすめです!
タイヤ交換ではナットの取り外しを行う「レンチ」も必須です。
レンチの先にはソケットという、ナットにはめ込む部分がありますが、こちらもホイールナットのサイズに合ったものが必要となります。
使用しているホイールナットのメーカーでサイズを確認しましょう。
・クロスレンチ
一般的なのはこちらですね!
こちらは手動で回してナット・ボルトを締めたり緩めたりします。
・インパクトレンチ
充電式タイプの電動レンチです。
マシンガンのような見た目で、電動なので簡単にナット・ボルトを締めたり緩めたりできます。
・トルクレンチ
ナット・ボルトが適正な力で締められているかを測定できるレンチであり、タイヤ交換時には重要な工具です。
「トルク」とは、締め付ける力のことで、これが適正でないとナット・ボルトが緩んだり、破損して脱輪の原因となり非常に危険です。
・車輪止め
車体が動かないようにタイヤを固定しておくアイテムです。
「輪止め」とも呼びますね。
ゴム・プラスチック・金属製などがあります。
・ロックナット
窃盗されやすいホイールの盗難防止に使用されるのがロックナットです。
タイヤホイールは、4〜6本のナットで固定されており、そのうち1本でもロックナットを使用することで盗難防止に役立っています。
ですが、こちらは通常のレンチでは取り外しができません。
ロックナット専用のキーアダプターが必要となります。
もしもロックナットの専用キーアダプターを無くしてしまった・破損してしまったという場合には、無理に自分で外そうとせずカーショップやタイヤ専門店などのプロに依頼しましょう。
・エアゲージ
タイヤの空気圧を計測する機器です。
交換後のタイヤの空気圧を測定しすることで、適正な空気圧かどうか判断できます。
これが適正でないと、燃費が悪くなる・タイヤの寿命が短くなり劣化しやすくなる・バースト(破裂)の危険性があります。
こちらはガソリンスタンドでも計測・空気補充が可能です。
不安な場合には迷わずプロにお任せしましょう!
冒頭でもお話ししましたが、タイヤは安全走行に非常に重要な役割を担っています。
お店にタイヤ交換を依頼する場合は工賃がかかりますが、それほど高額ではありませんし、安全を考えたら安いもの。
お店によって工賃は違いますし、車検と一緒なら無料で交換してくれるところもあります。
車の脱輪事故はタイヤ交換後に多く、国土交通省からも注意を促しています。
以下国土交通省より、車輪脱落事故の発生原因
・タイヤ交換時の作業不備
①規定の締付トルクで締め付けられていない。
②ホイール・ボルト、ホイール・ナット及びホイールの錆、ゴミの確認、清掃が不十分
・タイヤ交換後の保守管理の不備
①増し締めが行われていない
②日常点検・定期点検時のホイール・ボルトの緩みの点検が不十分
③規定の締付トルクで増し締めがされていない
④増し締めの実施時期(距離)が遅い
↓↓詳細はこちら↓↓
お店に依頼する場合の注意点として、工賃がかかるという事と、タイヤの「交換(履き替え)」と「組み替え」「組み込み」は別の作業であるというところです。
☆「交換(履き替え)」は、ホイールが着いている状態のタイヤを付け替える作業。
★「組み替え」は、タイヤのゴム部分をホイールから外して新しいものに付け替える作業。
☆「組み込み」は、ホイールを新調し、元のタイヤのゴムをホイールに付け替える作業。
よくある春冬シーズンでのノーマルタイヤ⇄スタッドレスタイヤの交換は「交換(履き替え)」となります。
ホイールを新調した場合、またゴム部分を新調したい場合には「組み替え」「組み込み」となり、工賃も変わってきますので注意してください。
「組み替え」「組み込み」は専用の工具が必要となるので、お店での作業のみとなります。
もちろんコバック上田材木町店・佐久平店でもタイヤ交換を承っております!
ご予約制ではございませんので、直接お店まで交換するタイヤを持ち込んでいただき、受付順でのご対応となります。
交換料金はこちらから!
タイヤ交換に関してのご不明点・ご相談などお気軽にお問い合わせください!