上田市・東御市・小諸市
2022/08/17
コバックニュース
車を所有するにあたり、加入が必要となるのが『保険』です。
保険があることにより、万が一、交通事故を起こしたときの補償が受けられるようになっています。
この保険にも、自賠責保険と任意保険がありますが、違いはなんでしょう。
本日は、加入が必須となっている自賠責保険についてご説明いたします。
正式には「自動車損害賠償責任保険」といい、万が一交通事故を起こした場合に最低限の救済処置を取る為の重要な制度です。
対人事故による被害者への損害補償のみとなっていますので、自損事故・運転者の怪我、車両の破損は保証されません。
自賠責保険は原動機付自転車(原付バイク)、電動キックボードを含むすべての自動車に必ず加入することが義務付けられています。
自賠責保険未加入での運転は法律違反となり罰則が科せられますし、車検を受けることもできません。
◆罰則内容 未加入の場合
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・1年以下の懲役または50万円以下の罰金
・違反点数6点 免許停止
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自賠責保険は運転時には加入証明書を携帯しなければなりません。
この証明書を紛失・非携帯で運転した場合には以下の罰則が科せられます。
◆罰則内容 証明書を紛失・非携帯場合
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・30万円以下の罰金
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損害保険を取り扱っている各保険会社・組合、またバイク・自動車販売店にて受け付けています。
一般的には、自動車購入時に自賠責保険の加入手続きも販売店の方で行ってくれるので、特段こちらから加入申請する必要はありません。
ですが、自動車を譲り受ける場合・中古車を購入する場合には要確認しましょう。
大概は車検が切れていると自賠責保険も切れている事が多いので要注意です。
自賠責保険料は車検費用の中に『法定費用』として含まれていますので、車検時に支払いをします。
『法定費用』とは、自動車の所有者が国へ納める税金・手数料の事で、『自賠責保険料』『重量税』『印紙代』の3つとなり、これらはどこの車屋さんでも同じ金額となります。
<法定費用の内訳> (※2023年4月1日時点の金額)
●軽自動車の場合
自賠責保検料:17,540円
重量税:6,600円
印紙代:1,400+技術情報手数料400円
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合計:25,940円
●普通乗用車の場合
自賠責保検料:17,650円
重量税:小型車16,400円 中型車24,600円 大型車32,800円
印紙代:1,400円 +技術情報手数料400円
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合計:小型車35,850円 中型車44,050円 大型車52,250円
▼▼※なお、現在の車検費用はこちらをご確認ください▼▼
【メニュー&料金】
先程もお話しした通り、自賠責保険は必ず加入が必要な強制保険で、万が一の対人事故の際に被害者へ最低限の補償をする制度です。
任意保険は、自賠責保険では補い切れない部分の補償をする制度です。
自賠責保険は対象が対人事故での被害者への補償のみですが、任意保険はそこに加えて加害者側の救済補償も得られます。
補償されるのは対人事故による被害者への損害補償のみ。
◆障害による補償額
被害者1名 最高120万円
◆後遺障害の補償額
常時要介護(第1級)被害者1名 最高4,000万円
随時要介護(第2級)被害者1名 最高3,000万円
◆被害者死亡の場合
被害者1名 最高3,000万円
「自動車保険」と呼ばれ、自賠責保険では補えない『車両保険』『対物賠償』『自身、搭乗者の障害・死傷』などをカバーできます。
自賠責保険では車両と自身が受けた損害は補償できませんが、任意保険にてカバーできるので併せて加入することをオススメします。
保険の料金や補償金額は、各保険会社、共済・車種・等級・保険プラン、特約内容によって異なります。
◆等級とは?
契約者様の過去の事故歴にて1〜20等級(一部の共済では22等級)にランク分けするのですが、初めて自動車保険に加入するときは6等級からスタートとなります。
等級が上がるほど割引率が高くなりますが、事故を起こすと翌年の等級が下がり、保険料も割増しされます。
一般的には、保険契約期間中に無事故であれば翌年の保険更新時に等級は1つ上がりますが、契約期間中に事故で保険を適用した場合には、翌年の等級が1〜3等級下がります。
事故の状況・内容によって3等級下がる場合と1等級下がる場合、もしくはノーカウント(事故としてカウントされない)の場合があります。
◆特約
自動車保険の基本プランに更に手厚い内容をプラスできるのが『特約』です。
こちらも各保険会社・共済によって内容が異なりますが、例えば、保険会社では対応できない事故の場合に弁護士さんが対応してくれる『弁護士費用特約』などがあります。
◆ダイレクト型自動車保険と代理店型自動車保険
近頃よく耳にする『ダイレクト型自動車保険』はネットで加入手続きをする契約方法で、『通販型』『ネット型』とも呼ばれています。
このダイレクト型での契約ですと、間に代理店を挟まずに直接保険会社とやり取りをすることで、その分コスト削減となり保険料も安くなる仕組みです。
ただ、保険内容に関して詳しく知りたい方や色々相談したい場合には、『代理店型自動車保険』にて保険専任スタッフさんとやり取りする方がオススメです。
今はPC・スマホで簡単に保険の見積・比較もできるので、新たに任意保険加入をお考えの方、もしくは保険の見直しをお考えの場合にはまずはそこから始めるのもいいでしょう。
また、自動車販売店でも自動車保険を取り扱っているお店が多くありますので、車検やお車買い替えの際に相談してみてください。
被害者側に100%過失があり発生した事故の場合には、自賠責保険金支払対象になりません。
これを「無責事故」と言います。
◆「無責事故」の例
・相手側がセンターラインを超えての衝突事故
・相手側の信号無視による衝突事故
・相手側が居眠り・脇見運転などによる急停止や蛇行運転での追突・衝突事故
自賠責保険について詳しくはこちらにも記載がありますので、ぜひ一度ご確認ください。
〜国土交通省より〜
自賠責保険に未加入で事故を起こした場合、全て自己負担での賠償責任となります。
それだけでなく、被害者・自身の家族にも様々な負担をかけることになりますので、自賠責保険の加入と更新は必ず行いましょう。
また、自賠責保険だけでは補うことができない範囲のカバーもとても重要ですので、併せて任意保険の加入も忘れずに。
コバック上田材木町店・佐久平店でも、自賠責保険に関してのお問合せ・各種お手続き、任意保険のご相談・加入手続きを承っております!
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