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タイヤの性能|タイヤの選び方

2022/05/09

コバックニュース

冬タイヤからノーマルタイヤに変えた方も多いと思われるこの季節、みなさんノーマルタイヤの状態はチェックしていますか?

車の運転に必須なタイヤは、『劣化していないか』『溝は充分残っているか』など定期的にチェックが必要です。

また、タイヤの寿命はノーマルタイヤが製造年から4~5年・スタッドレスタイヤが製造年から3年程と言われていますので、タイヤの状態と併せて買い替え検討の目安としましょう。

そこで今回は、購入時の参考の為にタイヤの性能・選び方などご紹介します!

タイヤの役割

まずタイヤの役割についてお話します。


タイヤは車と道路が接する唯一の部品です。

(実は接している部分の面積はなんとハガキ1枚分なんです!)

タイヤには4つの重要な役割があります。

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①荷重支持機能(支える)

車体、人、荷物を支える役割です。

重さに耐えながら走行します。

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②緩衝機能(和らげる)

走行中の路面の凹凸から衝撃を和らげます。

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③制動・駆動機能(伝える)

エンジンやブレーキの力を道路に伝え、車の走る・止まるの動作を行います。

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④進路保持機能(転換・維持)

ハンドル操作の向きに進行方向を曲げたり、真っすぐ走らせたりします。

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この4つの役割を見るとタイヤの重要性をより感じられますよね!

購入するときの性能の見分け方

タイヤには性能があり、乗り心地や安定性、オフロードや雪道などの悪路走行を想定したもの、エコを重視したものなどがあります。

その中でもより注目されているのが低燃費性能(エコタイヤ)です。

エコタイヤにはグレーディングシステム(等級制度)があり、「転がり抵抗性能」「ウェットグリップ性能」の二つから等級分けし、それをラベリング(ラベル表示)することで、そのエコタイヤがどのくらいのグレードなのか分かりやすく表示する制度があります。


◆「転がり抵抗性能」

タイヤが転がると、進む方向とは逆方向に抵抗力が発生します。

・タイヤの形が潰れたり元に戻る動きである「タイヤ変形」

・ゴムと地面との接地面で起こる「接地摩擦」

・進行方向からの「空気抵抗」

この3つによる抵抗力を「転がり抵抗」と呼びます。

 

転がり抗抵は走行時の損失エネルギーであり、転がり抵抗係数(RRC)とその値に基づいて「AAA」から「C」までの等級があります。

ここは少し難しい内容となるのでこちらを参照してみてください。

転がり抵抗–wikipedia–

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%A2%E3%81%8C%E3%82%8A%E6%8A%B5%E6%8A%97

 

この転がり抵抗が少なく、転がりやすいタイヤほど燃費がいいという事になり、等級分けにてグレードが良いタイヤほど、燃費性能が良いタイヤとなります。

転がり抵抗性能グレードは「C」「B」「A」「AA」「AAA」があり、一番良いグレードは「AAA」となります。

 


◆「ウェットグリップ性能」

濡れた路面でのタイヤのグリップ力(静動力)がどのくらいかを表すものです。

雨の日でも滑りにくくする為に必要な要素は、コンパウンドにあります。

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・溝

タイヤと路面の接地面の間に溜まる水を排水するのに重要なのがトレッド面の溝であり、※『ハイドロプレーニング現象』を起こしにくくする溝のパターンが必要です。

※『ハイドロプレーニング現象』とは、タイヤと路面の接地面に溜まった水を排水しきれずに滑ってしまい、ハンドル操作が効かなくなる現象です。

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・コンパウンド

タイヤのトレッド面に使われている複合ゴムをコンパウンドと言います。

コンパウンドが柔らかいと、よりグリップ力も高くなりますが、摩耗・劣化しやすくなります。

エコを考えた場合はコンパウンドは硬めがいいのですが、今度はウェットグリップ力が低くなります。

各タイヤメーカーはこのバランスをうまく調整し、走行環境に合わせたタイヤを製造しています。

ウエットグリップ性能のグレードは「d」「c」「b」「a」とあり、最高グレードは「a」となります。

 


タイヤ購入時にはラベリングを確認し、「転がり抵抗性能」「ウェットグリップ性能」のグレードを参考に選ぶと良いでしょう。

溝のパターン・偏平率・種類など、タイヤによって性能が異なるため、お店の人に相談してみるのも良いですね!

タイヤを選ぶ際のサイズの見分け方

◆タイヤのサイズと、それに合った車種かどうか確認しましょう。

メーカーや車種によって、充分な性能を発揮させるタイヤのサイズや種類は異なります。

ただ「サイズが合ってるから」ではなく、自分の愛車に適したタイヤを選ぶことが大切です。

・軽自動車

・SUV

・コンパクトカー

・セダン

・ミニバン

と車のタイプによって作りが違ってきます。

例えば、同じサイズだからと言って、軽自動車にコンパクトカー用のタイヤをつけてしまうと「方減り」などが起きてしまう可能性が!

「方減り」とは、タイヤの内側もしくは外側が摩擦や劣化等によって擦り減ってしまう事を言います。

 

購入時のサイズで気をつけたいところは、特にタイヤの外周はなるべく同じものを選ぶというところです。

タイヤサイズは、タイヤのサイドウォール(タイヤ側面のゴム部分)に「155/65R14」のような形で記載されています。


「155/65R14」

①155の数字の意味

タイヤの幅(㎜)になります。

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②65の数字の意味(/の後ろ)

タイヤの扁平率(タイヤの高さ)を表します。

扁平率とは、タイヤの幅に対するタイヤの高さの比率を表す数値です。

タイヤの高さ÷タイヤ幅×100で求めます。

扁平率が大きいほど、厚いタイヤになります。

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③R

ラジアルタイヤという事です。

ラジアルタイヤとは、カーカス(タイヤの内部にあり、骨格を形成している部分)の構造が、 進行方向に対して直角に編み込まれているタイヤのことです。

一般的に乗用車のほとんどがラジアルタイヤです。

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④14の数字の意味

リム径を表します。ゴム部分の内径のことです。

一般的に「○○インチ」と呼ばれるのはここの数値です。

 


ぜひ、ご自身でもチェックしてみてくださいね!

まとめ

タイヤを購入する際には、サイズと性能に着目し、愛車に合ったものを選んでくださいね。

もちろんコバック上田材木町店・佐久平店でもタイヤの販売・交換承っております!

サイズがわからない、エコタイヤのラベリングの見方がわからないという場合も、お気軽にご相談ください。

当社スタッフが、お客様の愛車に合ったタイヤ探しのお手伝いをさせて頂きます。

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