車検のコバック

上田市・東御市・小諸市

ETCにも種類があるって知ってた?

2022/03/23

コバックニュース

近年、車のオプション装備品の中でも、ナビと同様に装着する方が多い「ETC」

よく有料道路を利用される方やドライブが好きで遠出される方には必須な機能とも言えますね。

このETCも進化し、今ではETC2.0という新しいシステムも誕生しました。

ETCとは

まずETCとは、「Electronic Toll Collection System(電子料金徴収システム)」の略で、高速道路などの有料道路を使用する際にETCゲートでETC搭載の車を自動認識し、車種や利用区間それに伴う料金を認証して自動決済してくれる「ノンストップ自動料金収受システム」です。

日本で最初にETCが利用されたのは1997年、神奈川県小田原市にある「小田原厚木道路小田原本線料金所」にて業務用車両を対象として試験運用が開始されました。

その後2001年に、全国高速道路で一般車両を対象に本格的な利用が開始されたのです。

 

それまでは、高速道路の料金所ではスタッフが直接ドライバーとやり取りをしていましたが、ハイウェイカード(高速道路用プリカ)や自動支払機も導入され、料金所は無人でも対応できるようにはなりました。

しかし、一旦停止して発券・支払いとなると渋滞問題が残ります。

この問題を解消すべく誕生したのがETCシステムなのです。

高速道路を※停止する事なくスムーズに利用できるので、渋滞や追突事故などを回避できるという利点からも、開始当初は多くの利用が期待されました。

しかし、車へのETC機器の搭載やETCカードの申請、そこにかかる費用の負荷と手間から、思ったように浸透はしなかったようです。

(※ETCゲートの通過速度には20キロの速度制限があります)

 

現在では、冒頭でも触れたようにETCを付けるのも当たり前というくらいに浸透しました!

ここに至るまでには、ハイウェイカードの利用廃止やETC装着の助成金給付、ETC限定の割引、などなど様々な普及への施策があったのです。

ETCしか通れない場所がある?

日本の高速道路には現在『一般』『ETC専用』『ETC/一般』の3種類のレーンとETC車専用の入口『スマートインターチェンジ(以後、スマートIC)』があります。

ETCで高速道路を利用するには、ETC機器に対応したレーンとなるので『ETC専用』『ETC/一般』『スマートIC』の3つが利用可能となり、『ETC専用』『スマートIC』はETC搭載車しか通ることができません。

「ETCとは」でもお話ししましたが、『ETC専用』『ETC/一般』レーンでは一旦停止が不要なのでスムーズに流れますが、通過速度には20キロの速度制限があります。

これより早いとETC機器を感知することができず、レーンの開閉バーが上がらない可能性がある為です。

また、『一般』『ETC/一般』レーンで一旦停止してきた車との合流もある為、接触事故を防ぐためにも速度を制限しているのです。

 


◆『スマートIC』とは

こちらは完全にETC専用のインターチェンジです。

通常のインターチェンジよりもコンパクトで、SA/PA(休憩所)もしくは直接高速道路に繋がっています。

スマートICは完全に無人となり、通る際には必ず一旦停止が必要です。

出口もスマートIC専用の「ETC出口」(もしくは「ETC専用」の表記)があります。

 

現在、長野県にも7か所のスマートICがあり(20223月時点)、これらはETCがないと通行が出来ないため注意が必要です。

ETCの種類と違い

さて、冒頭でお話しした「ETC2.0」という新しいシステムですが、通常のETCとどう違うのでしょうか?
「VICS」「ITSスポットサービス」などをご存知でしょうか?
それぞれ対応できる機器を搭載した車に、道路交通状況のお知らせや渋滞時の迂回路誘導を行なってくれるサービスです。

これまで、この「VICS」「ITSスポットサービス」やカーナビ、ETCでそれぞれ別々の機能だったものを全て1つにして、もっと使い勝手がいいものにしよう!という方向から新しく『ETC2.0』が登場しました。


☆〜ETC2.0のメリット〜☆
これまでのETCと比べて、
・大量の情報の送受信が可能となる
・ICの出入り情報だけでなく、経路情報の把握が可能となる
など、格段と進化した機能を有しており、道路利用者はもちろん、道路政策に様々なメリットをもたらし、ITS推進に大きく寄与するシステム
https://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/spot_dsrc/tenkai.html

ーーー国土交通省よりーーー
これに伴い、「VICS」の電波ビーコン(2.4GHz)は、2022331日をもって停止となります。

ETC2.0の使用には、ETC2.0対応車載器・ETC2.0対応カーナビもしくはスマートフォンが必要となります。
価格は約10,000~30,000円のようですが、購入と取り付けをお考えの方は、工賃も含めて車屋さんに相談することをおすすめ致します。

まとめ

いかがでしたか?

ETCはなんだかつい最近誕生したばかりのような気がしていましたが、ここまで進化していたんですね。

車の進化に合わせて装備する機器もどんどん新しいものが誕生していくことでしょう。

 

ETC2.0の購入・取り付けもコバック上田材木町店・佐久平店にお気軽にご相談ください!

車載機器もコバックにお任せ!

一覧に戻る

新着投稿記事

過去の記事を読む

各種カーサービス

コバックは車検が安い