上田市・佐久市
2021/07/21
コバックニュース
車は様々な部品が組み合わさって出来ており、それらを円滑に動かすために、各々で専用の『オイル』が使われています。
みなさんが車のオイルでまず思い浮かぶのが『エンジンオイル』ではないでしょうか?
でも車って実はこのエンジンオイル以外にも『オイル』があるんです。
このオイルたちの種類を大まかに挙げると
・オートマオイル(ATF)
・ブレーキオイル
・デフオイル
・クラッチオイル
・パワステオイル
などなど。
このオイルのおかげで車の各部位・機器は円滑に動く事が出来るんです!
その中で今回お話するのは『ブレーキオイル 』です。
ブレーキオイルは『ブレーキフルード』ともいい、一般的な油圧式ブレーキにおいてしっかりとブレーキを効かせる為に必要なオイルです。
ブレーキは車の運転の際にとても重要な役割を担っていますので、きちんと正確に作動させる為にブレーキオイルのチェックも欠かせません。
ブレーキオイルは、ドライバーがブレーキを踏みこんだ際にその力を各車輪のブレーキに伝える役割があります。
この制動力で車の走行を止める事ができるんですね。
もし、ブレーキオイルが無かったり、劣化で本来の機能を発揮できない状態だと、ブレーキが効かずに車を止める事ができなくなる可能性があり、大変な事になってしまいます。
ブレーキオイルは透明な薄黄色で、おおまかに3種類に分けられます。
・グリコール系
一般的に主流となっているブレーキオイル。
・シリコーン系
主にレース用の車に使用されるブレーキオイル。
・鉱物油系
現在は殆ど使用されていない。
一部作業車(ブルドーザーなど)で使用されているブレーキオイル。
メーカーによっては色付けされている事もありますが、時間の経過で劣化と共に茶褐色や黒っぽくなっていきます。
ブレーキオイルは水分を吸引しやすく、劣化しやすいという性質があります。
劣化したオイルをそのまま使い続けると『べーパーロック現象』が起きやすくなり、最悪の場合ブレーキが効かなくなってしまう事も!
この『べーパーロック現象』とは何かというと、まずべーパーは英語で『蒸気』、ロックは『固める・動かなくする』を意味します。
ブレーキオイルが入っている配管内に蒸気による気泡が発生してしまうと、ドライバーがブレーキを踏みこんでもその圧力が気泡に遮られて油圧がブレーキオイルに伝わらなくなり、ブレーキが効かなくなってしまう現象なのです。
これは、ブレーキオイルの劣化でオイルの沸点が下がる為、坂道などで頻繁にブレーキを踏む事でオイルが沸騰して蒸気が発生しやすくなる事が原因です。
ブレーキが効かなくなる現象には『フェード現象』というものもありますが、これは摩擦が原因によるものです。
一般的には、車検ごとに交換するのが良いと言われています。
コバックでも交換目安:2年毎(車検毎) とオススメしております。
上記でお話したように、交換せずにいて劣化が進むと、ブレーキ内部が腐食してオイルが漏れる原因にもなり、ブレーキが効かなくなってしまう可能性がありますので車検時に交換してもらうようにしましょう!
人が健康診断を受けるのと同じように、車にも定期的なメンテナンスが必要です。
ちょっとくらい大丈夫だろうと思わずに、定期的なオイル交換やメンテナンスで大切な愛車を守りましょう。
そして安心・安全なカーライフにを過ごしていきましょう♪
車検のコバックではお車に関するご質問・ご相談を承っております。
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