上田市・佐久市
2021/04/26
コバックニュース
車に乗ろうとしたとき、または降りるときにドアに触れた瞬間「バチッ!!」と手に痛みが走る・・・そう、静電気!
経験した事がある方も多いのではないでしょうか?
子どもの頃はよく下敷きを擦って静電気を発生させ、髪の毛を逆立てて遊んだものです。
冬場の乾燥している日はよく起こるこの現象、何がきっかけで起こるのでしょうか?
きっかけは先ず先程話した「乾燥」とそして「摩擦」です。
人は勿論、物体はすべてプラスとマイナスの電気を持っているのですが、普段はプラスマイナス釣り合う状態になっています。
しかし、服がこすれ合ったりして摩擦が起きるとプラスマイナスのバランスが崩れて静電気が発生します。
冬場は空気中の水分量が減って乾燥しやすくなり、本来なら電気を通して放電する役割をしていた水分が少なくなっているので、身体には摩擦で発生した静電気がどんどん溜まっていきます。
その溜まった静電気が、電気を通しやすい金属製の車のドアノブ等に触れたときに一気に放電され、その際の電子調整の瞬間に「バチッ!!」という衝撃がくるのです。
これがあのイヤ~な静電気の痛みの仕組みだったんですね。
静電気は気温20度以下、湿度30%以下で起こりやすくなり、痛みを感じる瞬間の静電気の電圧は3000ボルト~となるそうです。
電器ショックで虫を退治する、ラケット型の電撃虫取り器が3000ボルトの電圧なので、結構な衝撃ですね。
では、そんなイヤ~な静電気の対策法をご紹介致します。
◆乗車のとき
①地面を触ってからドアを開ける
車に乗り込むときに、サッと地面に触れる事で溜まった静電気を放電させる事ができます。
➁車のキーや、キーホルダーの金属部分でドアに触れてから開ける
金属が触れている部分は「バチッ!!」となりますが、衝撃は触れている箇所のみとなります。
ですが、しっかり握っていないと衝撃を感じる事がありますので注意してください。
③ウェットシートやハンドクリームなどで手を保湿する
保湿する事で溜まっていた静電気が空気中に放電されます。
④静電気防止グッズを使う
市販されている静電気除去のブレスレットやキーホルダー、シートなどを使用するのもいいでしょう。
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◆降車のとき
①シートに座ったままドアの金属部分に触れる
乗っていると座席シートを衣服の摩擦で静電気が溜まるので、座ったままの状態でドアの枠などの金属部分に触れて放電させるといいでしょう。
➁ウェットシートやハンカチ、タオルなどを使う
ドアを開ける際にウェットシートで手を湿らせたり、ハンカチなどを使用して開ける事で放電させる事が出来ます。
③乗車時同様に静電気防止グッズを使う
乗車時と同じように市販されている静電気除去のグッズを使用するのもいいでしょう。
いかがでしたか?
バチバチ来る前に、可能な対策でイヤな衝撃を避けられるといいですよね。
ただ、静電気は体質にもよるようなので、同じ条件下でも静電気を感じやすい人、あまり感じない人がいるようです。
静電気対策もどれもあまり効果がなかったという人も稀にいるようなのですが、その場合は正しい手順で対策していない可能性があるので今一度対策を見直してみてくださいね。