車検のコバック

上田市・佐久市

【中古車・低年式車】メンテナンス・車検時に気を付けること

2024/05/29

コバックニュース

中古車というと、初度登録から年月が経っていて何度かオーナーが変わっており、価格も安いクルマというイメージがありますよね。

『初度登録』とは、新車として最初に運輸支局に登録され、公道を走行することを許可された年月になり、一般的には「年式」とも呼ばれています。

この年式は、中古車の状態などを確認する際の目安にもなっているのです。

今回はこの中古車の年式と、そこに合わせたメンテナンスなどをお話ししていきます。

中古車・低年式車について


低年式と高年式の違い

中古車には『低年式』『高年式』があります。

年式が古いものほど『低年式』、年式が新しいものほど『高年式』となります。

一般的には、※10年落ち〜くらいのものを『低年式』、3年落ちを『高年式』と呼ぶようです。

※◯年落ちとは、冒頭で説明した初度登録からの経過年数になります。

 

例:同メーカー同車種の中古車で①と②の年式のものがあった場合

①.年式 H.23年(2011年)

②.年式 H.30年(2018年)

ーーーーー

この場合、①の方が年式が古いので低年式となり、②の方が新しいので高年式となります。

低年式車のメリットとデメリット

【メリット】

①.価格の安さ

低年式中古車の場合、10年落ち以上のものほど価格が大幅に安くなる場合が多いのです。

 

②.納車が早い

これは中古車・未使用車に言えるのですが、納車までの期間が新車よりもずっと早いので直ぐに車が必要な場合には助かりますね!

 

③.レアな車が見つかることがある。

ヴィンテージカーとも呼ばれる、昭和の人気車などかなり古いけれどレアな車両を見つけられることがあります。

例えば、昭和・平成初期に生産されていた日産シルビア、ローレル、スカイラインなどはノスタルジックな雰囲気が人気であり今でもファンは多くいます。

ただ、中古車販売店も需要がないものをそう簡単に仕入れないので、「これが欲しい!」と思ってもなかなか見つからないこともあります。

 

【デメリット】

①.故障などの不具合が多い

ものによっては、価格が激安だとキズやサビが多かったり、経年劣化での古さが目立ったり・・・またバッテリーやエンジンなどの故障トラブルのリスクも高くなります。

その為、維持費がかさんでしまうことも。

また、純正部品の生産が終了していることもあります。

 

②.前オーナーさんがどのように乗っていたかが分からない。

メンテナンスも含め、低年式車ほど過去にどのくらいのオーナーさんがいて、どのように乗っていたか?などが分かりにくくなります。

特に激安価格の場合には、実は過去に事故を起こした事がある車両だった・・・という場合もあります。

 

③.レアな中古車だと価格がかなり高額になる。

先程メリット②でお話ししたヴィンテージカー、希少なレアカーだと高額なものが多くなります。

また、こちらも維持費にかなりの費用がかかります。

年式が古い車ほど維持費が高くなるって本当?

車の品質は年式と走行距離が深く関係する

低年式で且つ走行距離が10万~15万キロを超えていると、故障などのトラブルが多くなると言われています。

高くなる主な原因【税金・メンテナンス費・燃費】

◼︎自動車税 

初度登録から13年経過すると自動車税は高くなります。

・普通車(ガソリン車) 約15%増

・軽自動車 約20%増

自動車税は普通車の場合は車種ごとの総排気量で金額が決まります。

軽自動車は一律となります。

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

例:排気量1,300〜1,500ccの普通車 (トヨタ・アクア ホンダ・フィットなど)

13年未満:34,500円13年以上経過:39,600円

 

軽自動車

13年未満:10800円13年以上経過:12,900円

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 

◼︎メンテナンス費用

故障や不具合が起きやすく、注意が必要な箇所

・バッテリー

・オイル漏れ

・タイミングベルト、ワイパー、タイヤの劣化

・エンジン、ミッション周り

・ボディのサビ・傷

年数が経過するほど、消耗や劣化が進みますのでメンテナンス費用もかかります。

 

◼︎燃費

こちらに関しては製造技術によって、どうしても年式が新しい車の方が燃費は良くなっています。

また、年式が古い車は当時の製造技術だけでなく、バッテリーやオイル、タイヤなどなど様々な機器の劣化も関係し、どうしても燃費性能は落ちてしまいます。

中古車に安心して乗り続ける為に

定期点検・メンテナンスは欠かさない

できるだけ不要な出費を避けるためは、こまめな点検とメンテナンスがポイントです。

車検は必ず受けるものですが、受けなくても罰則のない12ヶ月点検は忘れられがち。

しかし12ヶ月点検はドライバーさんの義務であり、車検とはチェックする項目と目的が異なります。

法定12ケ月点検の目的は、「車が故障なく快適に走れる状態にあるかどうかを確認する」というところになるので、しっかりチェックしていきましょう。

12ヶ月点検に関してはこちらのブログも参考にどうぞ!

▶︎▶︎▶︎【12ヶ月点検はドライバーさんの義務!点検を受ける事のメリット】

消耗部品や劣化しやすいパーツは定期交換を行う

また、点検とは別にオイル、ワイパーゴム、タイヤ、バッテリーのチェック・交換など、消耗品の定期メンテナンスも不要な出費を抑える為には大切なポイントです。

「お金がもったいないし、まだいいや」と思って交換せずにいると、エンジンや車両そのものに悪影響がでてしまい、修理費用がかさんでかえって高くついてしまった・・・

最悪の場合、車を買い替えなければならなくなったという事にもなりかねません。

まとめ

低年式の中古車だからといってデメリットばかりという訳ではなく、その人の生活スタイルに合わせた選択のひとつになります。

しっかりメンテナンスしていればその分長持ちしますので、中古車だからと手を抜かずに、定期点検もしっかり行う事が重要です。

今後もし中古車購入を考える際には参考にしてくださいね!

一覧に戻る

新着投稿記事

過去の記事を読む

各種カーサービス

コバックは車検が安い